「物理学の世界ではありえません。」TENET テネット EigaTakさんの映画レビュー(感想・評価)
物理学の世界ではありえません。
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まず大前提として物理学の観点ではあり得ない世界です。時間と共に光が逆行すれば人間の目では捉えらないですし、一方方向への波である音も時間が逆行すれば人間の耳では捉えられません。そもそも原子の電子スピンが逆行する事でまず人間が物質として成り立たないでしょう。ただしそんなことはどうでもよくて、エンターテイメントとして傑作であることに間違いありません。構想が頭に入っている本人だけで作る作品ならまだしも、ノーランが定義したあの世界の複雑なルールを理解するものも理解してないものも入り混じった大勢のスタッフを束ねて、こうした複雑な作品を協力し一つのアウトプットとして作り上げるプロジェクト力に脱帽です。
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