「理解できませんでした」TENET テネット パナソニックさんの映画レビュー(感想・評価)
理解できませんでした
全然理解できなかった。
お金掛けてるし、クリストファーノーランだし、映像は凄いから、高評価の人はいるだろう。かなりの挑戦作だと思うが、観客がついていけない映画が良い映画なのだろうか?
映画のキモ。"逆行"について。
タイムマシーンみたいな機械(回転扉)があって、それを使うと"逆行"出来る。逆行すると自分以外は反転する。例えば人は後ろ向きに歩くし、鳥は後ろに向かって飛んでいる。つまり、逆行中はビデオを巻き戻して見てるような状況に落ちる。また、逆行中は温度も反転するので、車に火をつけられると、火傷せずに凍傷する。あと、逆行中は酸素マスクして酸素を取り入れないと呼吸ができない。(映画でマスクしてたら、それは逆行中であることを意味する。)
この映画では未来から過去に遡って、過去を変えることが出来るようだ。
事前情報なしで鑑賞したので、?でいっぱいだ。主人公は何者なの?って所から分からなかった。鑑賞後に公式サイトを見たら、特殊部隊の人で、第3次世界大戦を防ごうとしてたらしい。第3次世界大戦の話なんてでていたっけ?と全く付いていけてない。たしかに主人公は強かったし、世界を滅ぼすような爆弾の爆発を防ごうとしてるようだった。
映画冒頭、オーケストラ会場が襲われる。武器商人のセイターがプルトニウム241を奪おうとしたらしい。このセイターが悪役で世界を滅ぼそうとしている。彼は膵臓癌で余命がなく、彼が死ぬと爆弾が爆発する?らしい。
セイターにはキャットという美人妻がいるが、何故か関係性は非常に悪い。完全に冷めきってるのに、全然別れない。キャットはヨットからセイターを落として殺そうとするくらいに仲が悪い。最終的には殺してしまう。
映画の中で、"逆行"についてちゃんと説明している。弾の入っていない銃から弾が出たり、机に落とした弾が手に戻る現象もちゃんと説明しているのだ。でも、分からない。全くわからない。(笑)
順行と逆行で挟み撃ちすることを"挟撃"と言っていた。最後の戦闘シーンでは順行の赤チームと1時間後から逆行する青チームが、多分爆弾の爆発を防ぐために敵の基地(基地かどうかもよく分からない)に攻めるのだけど、何が起きてるのかさっぱり分からない。
この映画を観る人は、余り期待しないで鑑賞した方が良いと思う。何も知らずに観ても、話は殆ど理解出来ないと思う。この映画は、理解出来ないまま家に帰って、妄想することを楽しむ映画だ。
あと、ヨットって速いんだな。
美人妻欲しい😍