「ちんぷんかんぷん」TENET テネット 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
ちんぷんかんぷん
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逆再生で映像表現がしたいというのが最初にあったのだろう。それに後付けして未来人やSF的な設定を構築して、時間がなかったのか非常にいい加減で、重厚で思わせぶりで、実は中身が空っぽ。まともに考えようとするとどこにも答えなど用意されてないから考えるだけ無駄だ。
時間が逆行するからとの理由で、熱で低体温症になるというのだが、だとしたら他にもいろいろと逆行しなければおかしい。音が逆に聞こえて逆さ言葉でしゃべるとかしないのか。食べ物を口から戻してお皿に並べるとか、うんちがお尻に吸い込まれたりしないのか。映像的に都合がいいところだけ逆になる。
ただ、飲み込みづらいところがあるのだけど、目新しい映像表現は多々あり、演技も演出もすごくよくので駄作だと割り切ることもできない。
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