「パラレルワールドで見せる真実の愛」ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから あささんの映画レビュー(感想・評価)
パラレルワールドで見せる真実の愛
恋は脳の錯覚、子孫を残すためのもの。その恋の魔法の効果は半年、長くて三年、そこからうまく愛に移行できればいいが、多くの場合、恋が愛に移行できず枯れてゆくーー。
目の前にいる愛する人を、きちんと大切にしていますか?
といった戒めのようなものを感じた。
多くのカップル、夫婦が陥りがちな“慣れ”。10年以上も、付き合った当初の気持ちを持ち続けることは脳科学的観点からも、不可能であると言われている。それをどのようにして関係性を継続するか、もう一度恋をするか、愛するかといったテーマのラブコメファンタジー作品。
長年連れ添った夫婦、付き合いの長いカップル、または友人、親、子供など、愛しているけど“居て当たり前”あるいはまるで自分の身体の一部、生活の一部となっていないだろうか。
だからラファエルのような おざなりな態度やいい加減な対応になりがちになる。自分自身耳が痛い話だ。
別世界に行ってまで“自分中心”だったラファエル。
そう、妻だったオリヴィアをまるで私物化していたようにも感じる。
だけど最後の最後で“真実の愛”に気付くんだよね。
ラファエルの友人が最高で二人の友情にはグッと来た。
個人的にはラストをもう少し描いて欲しかった。消化不良なのでマイナス1です。
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