「"スパイ"というニュアンスでないのは珍しい?」オフィシャル・シークレット るんさんの映画レビュー(感想・評価)
"スパイ"というニュアンスでないのは珍しい?
どうしても他国のスパイ・いやらしい、という
雰囲気を伴う描かれ方が多いように思うこの手の作品に珍しく、
国民に不利益が起きないために働いている、
さらにそれは場合により自国に限った話ではない、
という信念を持つ女性を中心にした話。しかも実話。
裁判に出る展開というのもあまり目にしないか?
事実なので脚本が良いとかではないが。
とにかくイギリス視点というのから真新しい。
長すぎず、短すぎず、飽きずに観れる構成なのが好感。
ブリティッシュイングリッシュはもちろん
裁判のカツラなどいかにも英国を感じるのも、
アメリカ映画が多い中新鮮でよかった。
ひとつ気になったのは、
罪に対して、犯したのが自分か否かという聞き方でなく
事実に対して、自分が罪だと思うか否かという聞き方は
英国だからか、案件が特殊だからなのか…
そのあたりは明るくなくわからなかったが、
興味深い展開だったなあ。
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