「正しいことも、できなかった」オフィシャル・シークレット 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
正しいことも、できなかった
王様の耳が何か、知ってますか?。みんなに、伝えたくないですか?。みんなに伝えることで、世界はどうなると思いますか?。
私にとって正しいこと。国にとって正しいこと。隣の国にとって正しいこと。何故、一致しないんですかね?。いつも疑問です。
限られた空間と、限られた情報から生成される正義。そこに国家の大義をトッピングしたら、もぅ、怖いもの無しです。その後、待っているのが、「素晴らしき哉、戦争」…。
ところで、大量破壊兵器って、何?。クルドの民が苦しめられた、サリンか、マスタードガスか何か。あるいは、巡洋艦が放つ、巡航ミサイル、トマホーク。そういうのって、人の人生、大量に破壊してませんかね?。
いずれにせよ、全ての人が、知る権利を享受して、全ての人が、ヒトの数だけ正義があることを、認識できたら、戦争が無くなるのかしらと、夢みたいなこと、思ってみました。
ただね、私が、同じ現場にいたら、同じだけ正しいことは、しなかったと思います。それが偽らざる私です。
まぁ、あれですかね。ルールを守ることも、正しいことなら、ルールを糺すことも、正しいことですかね。ただ後者には、ちょっと勇気が要る。本作から、そんな勇気を受け取った方が、現れることを祈ります。
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