「社会の分断に解決法をどう見出すか?」デンマークの息子 Socialjusticeさんの映画レビュー(感想・評価)
社会の分断に解決法をどう見出すか?
なにも新鮮な話題ではないし、デンマークでは近似値未来のはなしかもしれないが、既に現実的になっている話題。米国大統領の政権交代時期(2020-2021)にもトランプの極右の動きに介入していたとされている。でも、2019年の作品なんだねえ。この話で二時間もかける必要があるのかと単純に思った。だから、監督は誰なのか調べてみた。サリム監督はイラクの両親を持って、デンマーク生まれで彼は二つの文化の中に片足ずつを入れて仕事をしていた
と。まるで、この映画の主人公マリックのようある。モスリム 国からの移民の流入が社会混乱の原因であって、移民は自国に帰るべきだと主張する白人至上主義と諸アラブ国の移民が二つに分かれて闘う。コペンハーゲンのNORREPORT駅で 二十三人が爆弾によって殺されたから マーティンはMartin Nordahl新しく極右の党を二千二十四年に(?)結成した。
極右とモスリム の移民の間の警察の情報収集を仕事にしているマリック(Zaki Youssef)は十九歳のザカリヤ(Mohammed Ismail Mohammed)や家族にあってから、マリックのこころが動揺し始めた。ザカリアの母親の息子に対する愛。それに、十九歳と言う年齢でテロに足を踏み入れ、母親はこの息子をまだ子供あつかいしているようだ。『いい見本になる友達ができてよかった』とマリックに直接いう。それに、母親は二人分の弁当まで用意してくれている。マリックがザカリアの自宅を訪問するシーンが好きだ。それにマリックの目の動きはあるが、厳しい目つきをしながら、その奥底にある戸惑いや疑問点があり揺れ動いてるのがわかる。
その十九歳と言う少年がテロ行為に走る。それも、マーティン殺しを命令される。マーティンは白人至上主義者。自分の妻はスウェーデンからきた移民なのに、彼の理論からいくと移民でも、白人の移民は許可されるようだ。マーティンとユーゴスラビアの移民と結婚しているドランプがかなり被るが、これが、監督の思惑かどうかは見当もつかない。それに、マーティンの深みのなく論理を押さない会話力もトランプと被ってしまう。
私はデンマークのことを良く知らないが、デンマークがこうなるなら、世界の小国もこのような闘いがもっと起こるだろうと示唆している映画のよう。すでに、現実かなりそうなっているけど。
私たちに、人道的に移民を受け入れることの一つの悪い結果を見せて果たしてどんな解決策を取ったらいい結果になるのだろうということを考えさせてくれる。