ブラック・クリスマスのレビュー・感想・評価
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「暗闇でベルが鳴る」のリメイク→失敗?
ダースベーダーもどきが出てくるまで70分位かかります(笑)
そこまでは、我慢、ガマン、がまん。
学園ホラーです。
内容は《クリスマスの惨劇》・・ですねー。
2019年(アメリカ)主演・イモージェン・ブーツ。
実はこの映画、1974年公開の『暗闇にベルが鳴る』の
リメイクなんですって。
と、聞いてもピンと来ません(布施明の元妻・オリビア・ハッセーが主演・・・
オリビア・ハッセーは「ロミオとジュリエット」の、・・・ですよね)
ホーソーン大学の学生たちはクリスマス休暇を楽しんでいた。
女子学生のライリー、クリス、マーティー、ジェシーの
仲良し4人組は変なメールで殺人予告をされて、次々と魔の手が襲って来るのだ。
そして学生会館には男子学生たちの、カルト集団組織みたいな者たちがいて・・・
かたや女の子たちはウーマンリブ思想に傾いてたり・・・
もう、なんのこっちゃ、勝手にやってくれ!!
惨劇までが長いです。
ダースベーダーまで70分。
お暇ならどうぞ。
女性差別をホラーで訴えると受け入れられるか?
中々に個性豊かな女子大生たちが揃っており、主人公ライリーも割に可愛い。
と、ここまでは所謂よくあるホラーの設定だ。
冒頭から男性至上主義的な発言のゲルソン教授が現れて今時に向かない話もある。
その辺りの事情は無視するとして、あの胸像に闇の魔力が…とかなんなんだ?
その恐れさせるリアリティさが足りん!と言うのがこの作品の不満点である。
もちろん襲ってくる理由もわからいではないが、殺人も厭わないレベルで争うのは男女揃って狂いすぎだろう。
あんだけ殺し合ってしまうと後々どうにも収集つかないし、闇の魔力が籠った胸像の力で皆狂いました…とか誰も信じてくれそうもないのが、モヤモヤする。
女性差別の問題をテーマにしている作品とは言え、やや作りの弱いスラッシャーホラー、心が男性至上主義に囚われた男ども相手に女性が押し勝ってしまうのは少々ムリがある。
まぁ芝居としてはこんな感じになるか。
ラストシーンが二種類あり別バージョンの方が男女の争いは容易に解決しない事を示唆している感じで良いと思った。(協力した男性の指から胸像と契約した者が流すねっとりとした黒い血液が男性に流れていると見える)
しかしリメイク前の『暗闇にベルが鳴る』って全く知らないのだが、リメイクするほどヒットしたんだろうか?
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