「わりと共感しちゃいました!」小説の神様 君としか描けない物語 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
わりと共感しちゃいました!
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2020年。監督:久保茂昭。原作は相沢沙呼の小説です。
高校生作家の千谷一也(佐藤大樹)と、
売れっ子高校生作家の少余綾詩凪(橋本環奈)。
中学生でベストセラーを出した後、極度のスランプに陥っている千谷一也と、
彼に何かとモーションをかける詩凪。
実は詩凪も創作に行き詰まっていて、悩みに悩んでいるのだった。
若い男の子と女の子のよくあるバカらしい恋愛映画かと見始めたら、
実は「生きるか死ぬか、それが問題だ!」
シェイクスピアみたいな真面目でストイックなお話だったんですよ。
「書けない私は生きている意味が無い」
的に、2人とも思い詰めてます。
なんか身につまされました。
良いもの書きたい、だけど書けない・・・
他人事ではなく迫ってきたんですよ。
橋本環奈のキャラが、お姫様キャラと言うより俺様キャラ!(ドS、と言うのかぁ)
我が儘いっぱいでそれが全部通っちゃう・・・みたいな・・羨ましいなぁ・・・
詩凪はとスイスイプロットが浮かぶのかと思って観てたら、彼女も実は書けなくなってるんですね。
作家であること、作家であり続けること・・・とても困難なことなんですね。
原作者の本音かも知れません。
そして詩凪は解決策を思いつくのです。
なるほどネー!
そういう手があったか?
一途に創作に打ち込む若い高校生・・・そんなストーリーは今どき珍しく、
橋本環奈の好演と佐藤大樹の普通っぽさで、私目、結構ラブストーリーではないのに、
胸にキュンときましたよ。
多少なりとも書くことに関わっている人には、共感出来る映画だと思います。
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