「絵本と別物と思って観るべきですが、今観るべき映画です。」映画 えんとつ町のプペル 中尾浩揮さんの映画レビュー(感想・評価)
絵本と別物と思って観るべきですが、今観るべき映画です。
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まず、原作の絵本を期待して観に行くと多分、微妙な映画だと思います。
何故なら、これは「えんとつ町のプペル」の皮を被った風刺映画だからです。
えんとつ町を覆う煙が何を指しているか。
これは私達の周りにあるテレビのニュース等といったマスメディアよって作られた「常識」です。
例えば、
「コロナウィルスなんて、ただの風邪だし、マスクもしないし、自粛なんてしない」
「トランプ大統領は最高の大統領だね」
って人が周りにいれば不快感を持つはずです。
何故って?
「コロナは怖い」
「マスクをして、ステイホーム」
「トランプは恥知らずの悪だ」
って皆がそう言っているからです。
毎日、ニュースで偉い人達やキャスターが深刻な顔をして繰り返し伝えていますから、それが私達の常識なんです。
「でも、トランプ大統領は1度も戦争をしなかったんだよ?」
たまに違うことを言う人は変わった人です。
この国の異端審問官によって「陰謀論」や「Qアノン」だとかいうヤバい奴レッテルを貼られて、皆から避けられます。
実際にアメリカでは、トランプ支持者の人が仕事を解雇させられたりと苦しい思いをしています。
そして、日本ではマスクをしてなきゃ非国民です。剣道部では息苦しい防具の下に更にマスクを着けて激しい運動をします。
普通に考えてコロナの前に酸素欠乏症になります。
こんなおかしな話なのに誰も何も言いません。
えんとつ町は今の私達の世界だと思います。
これを5年前に考えていたとしたら西野さんは、ただもんじゃありません。
今だからこそ、観るべき映画です。
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