「複数回観るべき理由」映画 えんとつ町のプペル motesakuさんの映画レビュー(感想・評価)
複数回観るべき理由
3回目の鑑賞で気付いたのは、見るたびに自分が入り込んでいく中心人物が変わると言う点。
TOHOシネマズ上大岡で観た1回目は、プペル視点だった。「優しい」とは何かが中心になって物語を観ていた。多分、一緒に行ったメンバーが、娘と保育園のお友達とママ友、というのもあったと思う。
Tジョイ横浜で1人鑑賞した2回目は、ルビッチ視点で「臆病者の勇気」がメインテーマに見えた。この回はかなり振り切って泣いた。
そして、再びTOHOシネマズ上大岡で娘と妻と3人で観た3回目は、ブルーノ視点で「信念の源泉」に触れた感じがした。後半にかけてじわじわと増えていく志の輔師匠の語りの味は、より回数を重ねて観た時に不思議な感慨をもたらす。上映前の西野亮廣30分トークショーも素晴らしかった。映画の内容に全く触れずに、見事に映画へのフリとなるエピソードを間延びも噛みもせずテンポ抜群のリズミカルなトークでピッタリ30分で納めて、スパッと映画が始まるパーフェクトぶり。
内容が異なる上映後のトークショーも是非聴きに行きたいので、4回目の鑑賞も確定です。鑑賞後に出口へ向かうと、西野亮廣のオリジナルサイン入りA0サイズポスターがあり、写真撮影の行列が出来ていた。みんな、上映後に大きな拍手が巻き起こった満足感の余韻をカタチに残しておきたいのだ。何処でも買えるグッズではなく、オリジナルサイン入りポスターは、ベタなようでとてもニーズの高い「お土産」になっていたと思う。
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