「自分の父親は?」プライス 戦慄の報酬 Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の父親は?
シェークスピアの”ベニスの商人”
The sins of the father are to be laid upon the children.
そしてビヨンセの曲 ”Daddy”
♪There is no one else like my daddy.~ ♬
意味するところは、この物語のキーポイントとなっている....30年ぶりに父に会うって、よほど過去に何かしでかしたのではないかと思わせておいて...主人公のノーバルという人物があまりにもポンコツ過ぎて、イライジャ・ウッドご本人も本当にポンコツに見えてくる。
つまらないかと言えばそうでもないし、面白いかと言えばそれほどでもない。ギミックを使ったゴア表現も出てくるしそれなりにjump-scareスリラーの要素も垣間見ることもできる。
ラストの方でシナリオとしておかしな部分があることはあるので...そこが引っかかる。
I believe the correct term is filicide.
Oh, come here, you little rat fucker!
Come here. Come to Daddy!
カナダの日刊紙の電子版Globe and Mailより「タイトな脚本と興味深い演出の両方を提供し、インディーホラーの最高の作品とB級映画の暴力やゴアを混ぜ合わせることは、観客とノーバルの両方にとってまさに必要なもの...」
イライジャ・ウッドがどのような俳優になるかは知れないけれどもこのダメ、ダメぶりが板につくようでは少しファンとしたら心配した方が賢明か...?
シェイクスピアのベニスの商人...最後の結末は知っていても途中のシナリオを知らないなら、あまり面白くないかもしれない...小説の知らなかった部分が...映画の闇の部分となっている。