「りんごとさくらの物語」脱走特急 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
りんごとさくらの物語
2017年作品ですが、ノスタルジー感に溢れ、ロシア映画はほぼほぼ観たことない私はそんなに悪いとは思いませんでした。
りんごちゃんは可愛かったし、機関士と共によく頑張っておりました。
さくら🌸ちゃんのピッコロとイタリアンなイケメン機関士のマンドリンを最後、孤児たちにあげてしまいましたね。
束の間のクルーたちの晩餐のシーンは機関士がマンドリンを弾きながら即興的にりんごちゃんへの思いを歌い、さくらちゃんがピッコロを吹く場面はクルーのみんなが機関士とりんごちゃんのことを祝福し、微笑ましかった。二人はたぶんプラトニックだったと思います。チャラそうな流れ者の機関士ですが、義侠心があり、中途半端な軍属にも屈しない。ナイスガイでした。
度々出てくる酷寒のなかでの黒糖パンを分け合うシーンなども当時のロシアの人の生活と気持ちが出ていて良かったです。
ドイツの戦闘機を撃ち落とした戦闘機はグラマン?零戦?みたいな機首の形でした。当時のロシアの戦闘機はメッサーシュミットに対抗できなかったでしょうから、夢? パラシュートで脱出したパイロットを女たちが素早く取り囲んでクワやスコップで殺す場面、静かでリアルでした。女 強い❗
1917と大違い❗
あの頃、ロシアもウランから原爆作ってたんですね。ちょっと間に合わなかったですが。関係は全くありませんが、ロシアが先に原爆使っていたら歴史は大きく変わっていたか?
この映画はロシアの戦中恋愛悲哀モノで、実話に基づいて、懐かしさを共有し、愛国心高揚の為の映画でしょうけど、楽しめました。芳華のほうができは良かったけど、映画の自由度はこちらでしょうか。
邦題がいい加減過ぎ。
脱走してないし、特急でもないし❗
一瞬、兵隊やくざの題かと勘違いしたよ