劇場公開日 2020年2月28日

「別れる前にしておくこと…妊娠?」別れる前にしておくべき10のこと うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0別れる前にしておくこと…妊娠?

2021年1月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

このしておくべき10の事に共感するものがない。

作品を観て驚いたのはベンの軽口、すらすらとあんな言葉を並べられる…なのに人間関係を積み重ねると本当は自信がない自分が出てきて、「最初からボクはこんな奴だから…」と逃げの対応。
70分程度のギリギリ長編作品で展開は早いから、ベンのクソっぷりをゆっくり見ることが出来た。

一方、アビゲイルはシングルマザーでお久しぶりの男に身を任せてみたら、妊娠した…と言う困った展開。そりゃやることやったらデキるよね(笑)
その後は友人の言葉に耳を貸さず、「しあわせになれる」と恋愛に酔って現実的な思考から離れ、ベンとの理想的な未来を築ける甘い夢で関係を長引かせていると、次第に出てくるベンの問題点。観ているこっちは「あ~!でたー!」「やっぱりか~」とがっかりする

身体の繋がりから始まる関係もあるだろうし、そこは個人個人の資質によって結果も違ってくるのだろうが、世の中のイメージ通りになってしまうのかと最後まで観て、さらに落胆してしまった。

お互いに過不足ないパートナーとはなんであろうか?相手を愛しており、お互いを幸せにしようと行動し、それを理解しあえる関係性を持てる事だろうか?

では、ベンの欠点はなんだろう?自己肯定感が低く、責任のある付き合いになると自分はダメな人間だからと言うまでは誰にでもある気持ちだが、自分はこう言う人間だと言ったのに君が受け入れてくれたとアビゲイルがベンを諦めた体にしているのが本当に腹立たしかった。
アビゲイルに関しては「甘い!」としか言い様がない。友人の心配を嫉妬と言ってしまうのが悲しい。

散々書いたがラストシーンに奇跡的な何かを期待した分、☆少なめにした。後20分あったら違う展開が作れたのでは…と。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)