「大切なのは、今ある関係。」ナンシー MARさんの映画レビュー(感想・評価)
大切なのは、今ある関係。
嘘をつくことでしか他人とコミュニケーションをとれない女性、ナンシーが、30年前に5歳で失踪した少女のニュースを見たことから巻き起こる出来事の物語。
5歳で失踪した少女の成長予想CGが自分にそっくりだったことから、その少女の両親に会いに行くナンシー。本当の自分の娘だと信じたい母親、どうしても懐疑的になる父親。3人でいる空間はどうにも重たい空気がひしひしと伝わってくる。
脱走した飼い猫を探しに出たナンシーを追いかける母親の姿とか、眠れずに写真をずっと見比べる父親とか、それぞれの心情がとてもよく伝わってくる。
誰かを困らせたり悲しませる嘘は決して許されないけど、真実かどうかよりも価値のあるものを見つけた…的な話でもあるのかな?
少なくとも、瀕死の少年を助けようとするナンシーの姿に偽りはなかったんですよね。
改めてじっくり考察しながら見たいと思った作品だった。
それにしても、こんな状況だというのに館内は満員。このサイトのチェックイン数も他の未体験ゾーン映画とは桁違い。あまり詳しくないけど、注目度の高い映画なんですね。
これにて、今年の未体験ゾーンはおしまい! 寂しくなる(笑)
昨年の特捜部Qやザ・マミーレベルにグッときたものはなかったけど、観た作品全体の満足度では今年の方が高かった(とはいえ去年も今年も観れたのは半分ほどだけど)。
来年以降も是非、掘り出し物に期待!!
Bacchusさん
コメントありがとうございます!
内容は確かに良かったのですが、それにしても他のと比べ注目度が高くて驚きですよね。
コンプリート凄いですね!皆さんの掘出し物があれば是非知りたいです。
来年も開催されれば第10回目となるので何かありそうですし、来年こそは私もコンプしたいです。
bionさん
コメントありがとうございます!
やはり他の回も満席でしたか。恐らく今年の未体験の中でも一番の客入りだったんではないですかね。
映画の内容自体は、私もやや恐いものを想像していたのですが、思いの外あたたかなヒューマンドラマでしたね。なかなか好みでした。
この注目度は何なんでしょうかねー
私は昨年まで5~10本ぐらいは鑑賞しない作品もあったのですが、今年は初コンプでした。
私も去年より今年の方が満足感があります。