「運命は悲劇的で、現実は喜劇的だ・・・ありふれた言葉」ナンシー Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
運命は悲劇的で、現実は喜劇的だ・・・ありふれた言葉
好き嫌いが分かれる映画…amazon.comに寄せられたレビューから
「起伏のないありふれたスローテンポの話の流れ、キャラ説明の欠如...」と多くの視聴者の方々が同じようなコメントを寄せている。個人的に天邪鬼の者にとっては、そんな細かな説明が無いからこそ、映画を楽しめて、主人公の行動が気になり目が離せない...
人はだれしも嘘をつく。嘘に気づいた時、つかれたほうは、嫌な思いをするだけでなく傷つくかもしれない。でも彼女は人を傷つけてもいいからと嘘をつくのではないと信じたい気持ちに主人公のナンシーは、させてくれる。また映画「モンプチ わたしの可愛い人」のピンクのワンピースのパリジェンヌ、アンクレールのようにコケティッシュで奇麗なお嬢さんなら許してもらえるかも...ナンシーという響きの良い名前と裏腹に、その薄汚れた身なりに、ザンバラ髪.....彼女のターコイズブルーの大きく開かれた瞳なのに、ただ輝きを失い、焦点が合わず、人を避けるようにボンヤリとなっているのが気にかかる。しかも雪景色がさらに追い打ちを...
Your mother had a severe ischemic stroke.(先日亡くなられた方も)
It appears she passed away in her sleep.
Her ongoing Parkinson's may have increased
the risk for ............
自分の嘘を自分を守る砦として、信用している人からでもしない人からでも、決して悟っては欲しくはなく、相手が少しでも嘘と感じる前に自分の居場所を見つける。嘘が悟られ、嘘をつき過ぎれば、こんなことも言われてしまう。
You're sick.
Leave me alone.(弁解の余地すらない。)
前出の嘘よりも真実の怖さを知っているアンクレールも決して真実は話せませんでした。そのミソマニアぶりが余計にもの哀しさをそそっています。
そして最後に自分に対して嘘をつきます。
いくらシニカルな人でも...最後の救いは、ラストの彼女の一瞬の表情で答えが出ています。
たまには、人を喜ばす”ウソ”も......?