「権力の牙」娘は戦場で生まれた ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
権力の牙
実際の戦火の街で、街の上からではなく、街の下で起きていた事実を記録した貴重な作品。権力者は自国民であろうが、子供であろうが、割と簡単に兵器を使って殺しにかかってくるんだということが良く理解できました。
人を殺す者と人を助ける者、新しい生を受ける者。毎日の様に沢山の死が訪れ、沢山の生命を預かる。彼らが何故逃げずにアレッポに留まったかは、街の下にいた彼らにしか分からない。
街を丸ごと破壊できる数々の兵器や武器は、直接的にも間接的にも先進諸国が供給してる。そんなに利益が欲しいなら、武器商人も投資家も、人間の住んでいない場所で、兵器や武器を消費して欲しいと心底思う。戦争は絶対に嫌。
政治的な思惑と企業の思惑が重なれば、明日は日本がシリアになってるかもしれない。権力者は割と簡単に自国民を殺します。
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