劇場公開日 2020年12月25日

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ジョゼと虎と魚たち(2020・アニメ版)のレビュー・感想・評価

全247件中、161~180件目を表示

3.0両隣の観客も、斜め前の観客も、始終、ヒクヒクと泣いていたので、こんな映画で泣けるなんて不思議だなぁ……と思っていたのですが、よく考えてみるとこういう仕組みだったからかも知れません。

2020年12月30日
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鑑賞方法:映画館

私は男ですから、当然、男の視線で映画を観るわけです。
しかし、泣いていたみなさんは全員、女性でした。
それも一人で観に来ていた女性です。
これが、手品のタネを暗示しているのかなと思ったのでした。

この映画、主要な登場人物は二人。
一人は好青年。念願の大学院留学のために、一所懸命勉強し、留学資金を貯めるために精一杯、アルバイトを掛け持ちしながら頑張っている、優しく賢くハンサムな、理想的な好青年です。
しかも現在、彼女ナシ。
その彼が、たまたま車椅子の女の子の事故を防いだことで彼女と知り合いになったわけですが、この女の子、まあ驚くべきヒン曲がった性格の持ち主で、顔がいいっていう点だけの女です。
彼が彼女を好きになるべき理由が見当たりません。
私だって、こんな女は勘弁願いたいと思いました。

しかし女性の側から見れは、こんなステキな男性が偶然自分の目の前に現れて、自分のために、それはそれは尽くしてくれ、どれほどイジワルしようとスネようと、ただひたすらに励まし続けてくれ、奉仕し続けてくれるのですから、内心、恋恋恋恋恋になっちゃうのも分からなくはないけれど、いやいや、それは彼氏さんはお仕事としての奉仕なんですが、という点が、彼女に自分を投影してヒクヒク泣いていた観客のみなさんには見えなくなっていたのでしょう。

一言で言えば、不幸な女の子の前にステキな王子様が現れて、不幸な彼女と結ばれて、幸せを掴みましたというお話です。
なんとも、手垢の付いた構図ですなぁ。

ってわけで、もしもあなたが女性で、映画で現実を忘れて涙を流し、幸せな気持ちで家路に着きたいと思っているなら、それはもう、お勧めできる映画だと思いますよ。

男にとっては……。それは言わぬが花というものでしょう。

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お水汲み当番

5.0すごく素敵な作品です!!!

2020年12月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

自分が、高校生の時、妻夫木聡出演で映画化して話題になっていましたが、見ていませんでした。十数年前に映画化されて、さらに今回アニメ化されるくらいだから、いい作品なんだろうと軽い気持ちで見てみましたが、上映中ずっと夢中になってしまいました。見終わった後も幸せな気持ちで満たされました。ジョゼも素敵ですが、舞ちゃんも素敵です。あまりに、良かったので今回初レビューしてしまいました。

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kazukun

4.5爽やかで甘酸っぱい、 心がじんわり温かくなる作品。 原作とは方向性...

2020年12月30日
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爽やかで甘酸っぱい、
心がじんわり温かくなる作品。

原作とは方向性が違うようですが、
私はこちらのほうが好きそうです。

ジョゼの自己中心的な部分は
ハンディがあるとはいえ解せない部分もありました。

管理人とまいちゃんがとてもよかった。

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ありちゃん

3.5#114 実写版と全然違う

2020年12月30日
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実写版は足の悪い女性と元気な若者の恋と心の動きが中心だった記憶があるんだけど、こっちはそれぞれの夢を叶えることがメインの気がする。

どっちが原作に近いのか原作を読みたくなった。

アニメだから魚も虎もバンバン出てくるところが実写版と違う(実写版はタイトルの意味もわからなかったような)。

魚はツノダシとカゴカキダイが同じ海にいるところが???(串本なのか?)
いくらなんでもナンヨウダイは関西にいないよね?

魚だけでなく現実的に考えると2人の恋が身を結ぶのは難しいけど、映画だしアニメってことで。

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chicarica

4.5みんなただ寂しく優しい

2020年12月30日
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マスゾー

4.5ヒロインがすごい可愛くなっていく

2020年12月29日
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アテネ

4.5王道のラブストーリー&主人公二人の成長を綺麗な色彩で描く。

2020年12月29日
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原作、実写からはかなり改変されているので原作、実写に思い入れある方にはもしかしたら不満はあるもしれない。正直別の物と言ってもいいかもしれない(笑)
私も実写は好きな映画でどうかなと思っていたのですが、王道でストレートなさわやかラブストーリーと主人公ジョゼと恒夫の成長のお話になっていて楽しめた。
とあるシーンでは少し泣いてしまった。
最後のジョゼと恒夫の関係も今の時代を現した感じに纏められていると思う。
個人的には推したい作品です。

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eripon

3.0心の翼を大切に

2020年12月29日
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青春恋愛小説の金字塔と言われているだけあって瑞々しく透明感のある素敵な物語。声優初挑戦となる清原果耶と中川大志の二人も初めてとは思えないほどイメージにピッタリの印象。心の翼を持つことの大切さを感じることが出来た。綺麗な映像にも目を奪われる。
2020-227

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隣組

5.0素晴らしい作品ファンタスティック

2020年12月29日
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泣ける

幸せ

アニメ版のオリジナル作品と言っても良いでしょう。
心に染みる純朴ラブストーリーでホッコリさせられる秀作でした。清原伽耶ちゃんの声優もとても良かったです。ダイビングショップでの設定が魚たちにマッチして物語に厚みを、ジョセ子ちゃんっていう響きが心地良いです。

こんな時代だからこそ是非観てほしい作品です。
是非映画館で🎦

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タイガー力石

5.0ジョゼの「好き」に嫉妬した独身男性25歳でした

2020年12月29日
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笑える

楽しい

幸せ

まず原作と実写を知らないだけでなく、映画の基本情報もろくに知らずに見ました。

結論から言いますとかなりできのいい映画で、ジョゼと管理人の「好き」に嫉妬して、冒頭から楽しかった気持ちが一気に痛みが心を襲いました…俺もあんな風に素直に好きって叫びたいぜ!!!

10点満点だったら9点。何で減点したって?そりゃ嫉妬に決まってんだろばーかばーか!!!!

アニメ映画は恋愛に主軸を置いていて、努力と夢の限界について議論するいわゆる重たい内容に関しては実にサラッとしていて、気軽に見れます。

声の演出は問題なし、声優でなうもののまったく浮いてません。

作画は安定のbonesで、初めて海に行った二人のシーンは動きが傑作です。

最後にまとめの一言----年末に最高の恋愛を見せてくれてあんがとよ!ジョゼと管理人!

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miyako

3.5なかなかお勧めの映画です。

2020年12月29日
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鑑賞方法:映画館

原作、実写版も観ていないので、初見として観ましたが、なかなか面白いですね。
これはあまり期待をしていなかっただけに、余計いいと感じました。
なので、少し評価を差し引いていますが、それでもいい映画です。
ストーリーの入り方、展開、最後とストーリーも楽しめましたし、
関西の風景が懐かしくも忠実に描かれているので、結構親しみが持てました。
前のを学習せずとも普通に楽しめます。
お勧めします。

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ごぶさん

4.5クリアな作品になったジョゼ虎

2020年12月29日
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メキシコ留学を夢見てバイトに憧れる恒夫は生まれつき足の不自由な女性と出会い…。
同名小説のアニメ化作品。原作や実写映画から性的部分を取り除く大幅な改変をし、ジョゼの心情や恋愛模様にフォーカスが当てているため爽やかで暖かな物語を楽しめる良作でした。

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shotgun

4.5この頑張る2人に祝福を。

2020年12月29日
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いいですね。努力と根性があれば障がいや怪我にも負けない。若者必見ですよ。
プロ声優には及ばないけど中川さん、清原さんの声優もまずまずか。(本音を言えばLynnさんと興津さんが主役なら・・・)
とにかく今年のラストにいい映画に出会えました。

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あらじん

4.0諦めることを決して美化しない

2020年12月29日
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不勉強ながら、実写版も原作も見ることなく、あらすじさえ知らずに観賞。

青春ラブストーリーとしては王道なのかな。
でもキャラクターが魅力的なので、全員に幸せになって欲しくなる。

キャラクターたち、特に主人公の恒夫のファッションがさり気なくオシャレなのもいい。

エゴや嫉妬、諦めや絶望を乗り越えて、それでも前に進んでいく若者たちに「頑張れ、頑張れ」ってエールを送りたくなる。

私が中高生の頃なら★5個あげてもいいな。
この、エンドロールで魅せるってのもいいよね。

(ちょっとネタバレ)
(…でも読んで欲しい)
こんなふうに、多少まわり道しながらも結局自分の欲しいものを(一時的にでも)手に入れてしまうラストってのは、私の年齢になると「ちょっと、コレどぉなん?現実的じゃなくね?」って、文句言いたくなっちゃうんだけど、でもやっぱり若いコ達には夢を追いかけて欲しいし、特に2020年はいろいろな事を目指していたのに諦めなくてはならなかった若者は多かったはず。
そういう意味では「諦めるって潔い」みたいな、変に達観した視点に逃げない物語こそ必要だよね、とあらためて感じさせてくれた。

39

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キレンジャー

4.5現実とファンタジー

2020年12月29日
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実写版は当時DVDで観た

エンディングが対照的で、実写はリアル、アニメはファンタジー

久しぶりに妻夫木、池脇版も観たくなる

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うんこたれぞう

5.0共感なんてできん

2020年12月29日
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いっちー

5.0暗い世の中に明るい未来

2020年12月29日
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泣ける

幸せ

原作から実写、原作からアニメであって、実写からアニメという構図ではないということを忘れないでください。実写とは別物です。
性被害がないとジョゼじゃないとかたまに見かけますけど、障害者の方の映画を作るなら性被害は絶対必須なんですか?と問いたい。監督もインタビューで答えてらしたけど心の不自由を描いたと。アニメでは心に重点を置いたのだと思います。
声は俳優かぁ…と不安を感じていましたが、中川大志さんがめちゃくちゃ上手い!!ソニックで経験があったとはいえ凄いです。
心の不自由を感じていたジョゼが恋をしてキラキラする。めちゃくちゃ可愛いです。暗い世の中だからこそ、今このアニメ版ジョゼがハマるんだと思います。年末年始を気持ちよく迎えたい方にオススメです!

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もも

4.0こんなジョゼも良い! いや、こんなジョゼが良い!

2020年12月29日
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同じ原作をベースに
全く別物な仕上がり!
実写は実写、アニメはアニメ
どちらも脚本、演出共に
それぞれの良さが際立つ秀作!

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ぽつねん

4.090分だがテンポのよい見やすい作品

2020年12月29日
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実写版は観ていない。ほぼ前知識なしで観賞です。
もともと短編であるのも関係しているのだろうけど、かなりテンポのよい作品で、急すぎず怠すぎずで見ていて飽きない。グダクダと心理描写を長引かせたり、無理やりな急展開で混乱させたりもしない。よく言えばまとまりがよく、悪く言えば地味な作品だが、絵の綺麗さや演出の良さも相まって非常に仕上がりが良くできている。
また、この手の配役にしては珍しく声優が上手く、棒読みな部分がほぼない。キャラによくあっており違和感が少なかったのも好印象。

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Ko Fu

3.5令和風味付け

2020年12月28日
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昭和世代からの視点です。

原作小説の「心地よいところ」を凝縮した演出。それはとても上質で肌触りのいい仕上がりで、いかにも令和的。でも、アニメ版が捨て去った必ずしも肌触りのよくないところ…感情の澱、性愛、そのほか…が原作の魅力だったことも、改めて感じることができる、興味深い作品。おじさん視点だと、もっと苦味が欲しいところですが、今の若い方々には、これくらいの苦味でないと、それを感じる前に逃げられてしまいそう。その匙加減は、好みの差はあれどさすがだと感じる。

ジョゼは図書館で2回朗読を披露する。どちらも決して上手ではないけれど、伝えたい人、伝えたい事の大切さを知った後では、子供たちはちゃんと朗読についてきてくれる。一本調子の中で微秒なニュアンスの違いを巧みに表現した声優の熱演もあって、本作を代表する名場面だと思う。絵本の図柄も、一皮むけた感じになっていて、ジョゼの成長ぶりがよくわかる。
一方で、恒夫に「健常者には分からん」と言い放つジョゼが、その恒夫が(自分のせいで)障害者になってしまうかもしれない時に、先の台詞に相対する言葉を紡がないのは、ちょっと片手落ち。ジョゼは恒夫にどこまで自分のことを知って欲しかったのか、作品の鍵となる部分だと思う。
物語は暗転、挫折、そして救済と、ある意味お約束の展開が続く。そこで、恒夫の強さ、そしてそれを信じるジョゼの強さが自然と滲み出るのが、心地よかった。途中で舞の絡み方がうまい。

アニメなので地理は現実通りである必要はないけれど、ジョゼの家(あの川沿いなら、大阪でも指折りの高級住宅街)の所在地が天下茶屋の阪堺線側(大阪を代表する下世話な下町の一つ)というのは、流石に笑ってしまった。全体的に大阪の街並みがあまりにも綺麗すぎて、関西人としては寂しい。一般にアニメ作品は、新宿と池袋の違いなど東京近郊の微妙な空気感にはやたらこだわるけど、大阪と須磨(神戸)、あるいは難波と梅田、といった東京以外の場所における空気感の違いには全く無頓着。本作もこの点は他の作品と変わらない。
普段より少しアダルトに寄せた飯塚晴子のキャラデザインは、作品の明るさに大きく貢献。顔芸がほとんどなかったのも良い。キャラのお芝居も好調だったけど、大阪っぽい「型」がもう少しあっても良かったかも。関西人は笑ってもらってナンボという行動原理は、本来シリアスな作品だからこそ重要でしょう。
全体を通して、BGMに頼りすぎた雰囲気描写が辛かった。お話そのものに力があるのだから、作画もしくは声の演技だけで、十分意図するところは伝わるはず。音楽そのものは悪くないけど、それがかかる場面は、今の半分以下で良かったと思う。大阪の街は音楽よりも人の喧騒に満ちているのです。

結局、昭和の物語は、そのままでは令和では受け入れ難い。それが良い悪いではなく、一つの作品の主題を、異なる時代、異なる手法で、どのように表現するのかに挑戦したことは、素晴らしいと感じる。今まさにジョゼや恒夫と同じ世代を生きる方々が、本作で楽しい時間を過ごせたなら、まずは成功だと思うのです。

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スイゴウたん
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