劇場公開日 2020年12月25日

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「健全な恋愛と各々の成長。三幕構成が見易いアニメ映画。」ジョゼと虎と魚たち(2020・アニメ版) コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5健全な恋愛と各々の成長。三幕構成が見易いアニメ映画。

2022年10月27日
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鑑賞方法:VOD

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内容は、下半身が不自由な24才女性ジョゼと健常者22才男性大学生との心模様を中心に周りに関わる人々を見易く描いた三幕構成の素晴らしい映画。印象に残った言葉は『人間から逃れる』健常者と身体障害者の関係性を上手に表した言葉。決して共感し易いものでは無いが、全年齢を対象とした言葉の選び方が上手いと感じました。印象に残った場面は『管理人→恒雄!』事故に遭う時に心配からでた心の声。人魚姫からの喩えが面白い。仲直りでの絵本読み聞かせは3幕目のカタルシスを感じる良い場面です。そして、ぬるっと3Dアニメには違和感感じました。一匹で飛んでいく鳩やサガンの文学作品や自然の風景。水中や風や雨や焼ける様な夕陽は流石としか言いようがありません。人間関係の嫉妬や羨望からの喧嘩の心の移り変わりは分かりやすくハッピーエンドは大衆ウケすると思います。ツンデレが感謝したり笑うと終わるので、ジョゼは死んでしまうかと期待してしまいました。流石に動物園の虎🐯屋外放し飼いは怖すぎました。あれぐらいの距離なら平気で飛び掛かってきそうでした。車椅子じゃなくても恐ろしかったです。全体を通して測った様に綺麗な三幕構成に驚いた作品でした。やっぱ見易いし素晴らしい今一度思い知らされた様な気がしました。

コバヤシマル