「小学生が観てもOK、ダークサイドを全削除した「ジョゼと虎と魚たち」」ジョゼと虎と魚たち(2020・アニメ版) isukeeさんの映画レビュー(感想・評価)
小学生が観てもOK、ダークサイドを全削除した「ジョゼと虎と魚たち」
実写版を観て以来、10数年ぶりの「ジョゼと虎と魚たち」
実写版における、
土壇場になって意志を貫けない恒夫がとにかくリアルで、
「成就してほしかった」という気持ちと
「まあ分かる」という諦めの気持ちが交錯して
これも青春なんだろうと 無理やり消化させて
劇場を去ったことをふと思い出した
今作に触れるにあたり、
観る前は期待と不安が半々な気持ちだったど、
観た後は「これはこれでアリ!」と率直に感じた
原作に込められた障害を持つ女性のリアルが生々しく痛かった
で、今回のアニメーション版はどうなのかというと、
原作にあった、ありとあらゆるハラスメントが全カット、
いるはずの脅威の虎たちが存在しない世界に変わり、
さらに悲恋になんてならない、
これ以上は無いってくらいのハッピーエンドが用意されて、
キュンなラブストーリーになってた
これなら子供が観ても大丈夫な内容
きっと制作・配給サイドのねらい、
ターゲティングしている層が「子供から大人まで」なんだろう
原作や実写版に触れるにはまだ幼すぎるけど、
今回は子供と一緒に観れた「ジョゼと虎と魚たち」だった
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