「恋がしたくなる。」ジョゼと虎と魚たち(2020・アニメ版) あささんの映画レビュー(感想・評価)
恋がしたくなる。
原作、実写映画ともに知っているため、とても楽しみにしていました。
令和の「ジョゼと虎と魚たち」のアニメーションで、原作や実写版を知らなくても本作のみで楽しめます。
アニメーションならではの多彩な表情や豊かな色彩美、実写では難しい部分をアニメーションで描いていて見応えたっぷりです。
また、大阪の街、北、ミナミ、海遊館、天王寺動物園、大阪メトロ、ヘップファイブの観覧車、大阪大学などなど
大阪に馴染みのある方は沢山の発見があり楽しいはず。
ジョゼの素直になれない不器用な部分や、少しずつ恒夫に心を開いていく描写に切なく、ポロポロと涙が溢れました。
恒夫については、こんな人が実世界にいれば私も恋に落ちてるだろうと思うほどのいい男でしたね。
恒夫の声を担当した中川大志さんの声も素晴らしく恒夫にハマっていました。
映像は美しく、脚本も申し分ない。
青春を感じ、ピュアな恋がしたくなるような美しい作品でした。
もっと多くの人にみてほしいです。
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