「宗教は扱いがむずかしい」星の子 ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)
宗教は扱いがむずかしい
宗教は本当にむずかしいと思う。
映画では「いかがわしい宗教」感を出す為に、異様な活動を行う新興宗教と
して表現されていたが、宗教にもともと真理性はない。
伝統があるから正しいとか、新興だから怪しいなどの区別は意味がないと思う。
オ〇ムほど社会悪であれば問題だが、アメリカで有力なモ〇〇ン教や、布教
熱心なエ〇バの〇人、日本でも〇〇学会など、信者の多い宗教は結構ある。
これら有名な宗教でさえ、外部から見ると奇妙に映る点が全くない訳ではない。
輸血の治療を禁止していたり、大規模な集会を開いたり、列挙してないが
見ず知らずの他人との婚姻させる宗教もある。
では、イスラム教、ヒンズー教、キリスト教(カトリック、プロテスタント、
正教会)、仏教はどうかというと、
まず、プロテスタントは、カトリックの信者からすると新興宗教。
・カトリックはかつて権力を背景に、民衆から寄進の名目で富を独占していたし、
異端審問や魔女狩りなどの暗黒時代の加害者側でもある。
・日本の仏教も統治者の後ろ盾を受け、間接的に建造などの多大な労働を民衆に
半ば強要していた。
・ある宗教は信仰のためにに生命、財産、言論 を捧げることを求めているが、
宗教の観点では、正しいか誤りか、正気か狂気か問うことはできない。
宗教は本来、不安,不満,不幸感のための心の支えだと思う。
不安は死や恐怖、貧困などから他人への妬み,嫉み,憎しみなどありとあらゆる負の
感情からも湧き出していて、それを昇華させるキッカケとなるのが宗教だろう。
宗教団体には、教団の外部から見ても非常識と思われない 良識ある合理的な
配慮を 是非考えてほしい。
コメントする