劇場公開日 2020年10月9日

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「宗教は扱いがむずかしい」星の子 ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5宗教は扱いがむずかしい

2024年5月6日
PCから投稿

宗教は本当にむずかしいと思う。
映画では「いかがわしい宗教」感を出す為に、異様な活動を行う新興宗教と
して表現されていたが、宗教にもともと真理性はない。
伝統があるから正しいとか、新興だから怪しいなどの区別は意味がないと思う。

オ〇ムほど社会悪であれば問題だが、アメリカで有力なモ〇〇ン教や、布教
熱心なエ〇バの〇人、日本でも〇〇学会など、信者の多い宗教は結構ある。
これら有名な宗教でさえ、外部から見ると奇妙に映る点が全くない訳ではない。
輸血の治療を禁止していたり、大規模な集会を開いたり、列挙してないが
見ず知らずの他人との婚姻させる宗教もある。

では、イスラム教、ヒンズー教、キリスト教(カトリック、プロテスタント、
正教会)、仏教はどうかというと、
まず、プロテスタントは、カトリックの信者からすると新興宗教。
・カトリックはかつて権力を背景に、民衆から寄進の名目で富を独占していたし、
 異端審問や魔女狩りなどの暗黒時代の加害者側でもある。
・日本の仏教も統治者の後ろ盾を受け、間接的に建造などの多大な労働を民衆に
 半ば強要していた。
・ある宗教は信仰のためにに生命、財産、言論 を捧げることを求めているが、
 宗教の観点では、正しいか誤りか、正気か狂気か問うことはできない。

宗教は本来、不安,不満,不幸感のための心の支えだと思う。
不安は死や恐怖、貧困などから他人への妬み,嫉み,憎しみなどありとあらゆる負の
感情からも湧き出していて、それを昇華させるキッカケとなるのが宗教だろう。
宗教団体には、教団の外部から見ても非常識と思われない 良識ある合理的な
配慮を 是非考えてほしい。

ビン棒