「芦田愛菜の演技力✨」星の子 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
芦田愛菜の演技力✨
病弱な主人公:ちひろを救った新興宗教の水をきっかけに、宗教にどっぷりハマる家族。
宗教家庭と一般社会との狭間にて揺れ動く思春期中学三年生ちひろの心を描く。
まず観て思う事は「芦田愛菜主演で無ければ面白く無かっただろうな」と。
慶応の受験勉強にて一時期芸能界と距離を置いていた彼女。最近はバラエティー番組にてハツラツかつ秀才さも見受けられるが、この映画にはそんな姿が無い。
「一般人であるならば、この様な姿なのだろう」を彼女は演ずる。その姿には大変感心させられる。
さすが天才子役、いや天才女優である。
新興宗教と言うある意味タブーの領域がある内容には賛否両論あるかも知れないが、この映画の様に何か一つの幸せをきっかけに入信する人々や、しぶしぶ「どんなものか?」と野次馬の様に初見学に来る輩も居る。
積極的に勧誘する団体もあれば、「入りたい人だけ入信する団体なので、世間には迷惑掛けないからそっとしておいて下さい」系の団体もあるのは確か。
現代社会には色々なコミュニティ(共同体)の中でそれぞれ依存している人間模様がありますので、そこを事前に知っておくとこの映画に面白みが沸くかも知れません。
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NOBUさんのコメント
2021年1月8日
今晩は。
”「一般人であるならば、この様な姿なのだろう」を彼女は演ずる。その姿には大変感心させられる。”
全く同感でして、”現代邦画で、一般人を自然に演じる若手女優さんは希少ではないかな?そして、この作品は彼女が演じたからこそ、身近にある、”何でそんな宗教に、私の親が?””が現実味を帯びて見えた作品でした。
では、又。
ーあの、三人で寒い仲、座って星空を見る姿は、少し沁みましたね。-