劇場公開日 2020年10月9日

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「ちひろの世界」星の子 はなもさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ちひろの世界

2020年10月25日
iPhoneアプリから投稿

ちひろの世界は、家族と学校の友達と教団の友達だけ。
余計な説明は無く、想像を膨らませる画像作りが余韻を残す。

 とても印象的なシーンがある。憧れていた南先生からちひろが自宅近くまで送ってもらった時、外で奇妙な儀式をしていた両親を見て、不審者がいるから気をつけろと言う先生に、両親だと言い出せないちひろ演ずる芦田愛菜の横顔、こぼれ落ちそうな涙、悲しげでなんとも言えない横顔が秀逸。ちひろそのものだった。

そして、小学校からの友達、なべちゃんとの関係性が心地よい。
なべちゃんはただそっと寄り添って、無駄な事言わず、「ちひろはどう思ってるの?」と尋ねる。
憧れていた南先生がちひろに対して暴言を吐いた時、「あいつ、ひどい事言うね」とちひろの心情に沿う。
 ちひろが、「送ってもらった時、あそこに居たのは、ウチの両親なんだ」と言ったとき、本当にさりげなく「知ってるよ」と殊更大袈裟にしなかったなべちゃん。

小さな狭いちひろの世界だけれど、教団だけじゃ無い世界もあり、ちひろは教団の純培養だけれど、これからのちひろは、どの様に成長していくのかなぁと考えさせる。

はなも
KEIさんのコメント
2022年1月13日

はなもさん、コメント有難うございます。なべちゃんの存在が大きいですよね。

KEI
kazzさんのコメント
2021年10月2日

ちひろは、これからどう成長していくのでしょうね。
きっと大丈夫だと私は思いました。だって、芦田愛菜だから(笑)。

kazz