劇場公開日 2020年10月9日

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「新興宗教の宣伝ではない」星の子 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5新興宗教の宣伝ではない

2020年10月16日
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怪物・芦田愛菜が数多あるオファーから敢えてこれを選んだ事が1番興味深かった。
題材は新興宗教を土台に、実に素直に育った15歳の女の子を中心にした日常を描いている。

なにも知らずに芦田愛菜だからと選んだ観客の中に、
新興宗教の狂気的とも思えるシーンが出始めた頃、
席を立つ観客がチラホラと出たのも興味深かった。

これがなにかの啓蒙活動ではないことは、
途中で気がつく。
ただ、この作品の良さはなかなかに理解し難いものかもしれな
い。
それというのも、演出がひでぇw

しかもラストがしりつぼみ感満載で、
はっ???で終わってしまう。

終わってみれば偏見と概念の中で、
なにを信じてなにを精査すべきなのかを
考えさせる良作だと思った。
きっと原作で選んだのだろうなあ芦田愛菜。

人には進めにくい作品なのは確か。

茉恭(まゆき)