「信じる人々を否定することなく」星の子 Radio21さんの映画レビュー(感想・評価)
信じる人々を否定することなく
信じる人、信じたい人、信じきれない人、信じる人を心配する人。
どこからかの視線で単純になで斬りにしない暖かさが魅力の映画。
芦田愛菜は知的な演技で落ち着いた、柔らかな存在感を示した。
女優という観点では、うさぎドロップの鮮烈さには及ばない。
当時の存在感から鮮烈さを引き算した無垢さが表現されていた。
ジグザグしながら、女優としての人生を歩んでいる、芦田愛菜は面白い。
でもどこかで、彼女が女優を選ばない決断をするような予感がした。
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