「藁にもすがった溺れた人は神様から鰯の頭を買い求め、貧乏になったけど家族仲良く暮らしました(めでたいのかな)」星の子 お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)
藁にもすがった溺れた人は神様から鰯の頭を買い求め、貧乏になったけど家族仲良く暮らしました(めでたいのかな)
見なきゃよかったというのが正直な感想です。
未熟児で重度のアトピー症が治らない赤ちゃんが15年前に生まれました。
困り果ては両親は、溺れる人は藁にもすがる気持ちで怪しげな新興宗教が売り出す水をその赤ちゃんに与えました。
そうすると、あら不思議、赤ちゃんは治ってしまいました。
両親は霊験を信じ、他人から見たら鰯の頭としか思えない怪しげな水を買い込みました。
その水は高価なので家族は貧乏になりましたが、仲良く暮らしましたとさ。おしまい。
ことわざ交えて昔話風に書いてみましたが、この映画の結論はなんなんですかね?予定説?終盤の家族の不可解な動き。さっぱり意味がわかりません。
現憲法において信教の自由は保障されています。
一方、過去にオウム真理教という凶悪な宗教団体がテロを起こし、新興宗教をうさん臭く見る人もいます。
また、現政権与党の一角を宗教団体を背景とする政党が占めています。
宗教団体を描くためには繊細な配慮が必要なことは理解しますが、こんな中途半端な作品を作るくらいなら何も作らないほうがマシだと思いました。
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