「いい映画です」星の子 1upさんの映画レビュー(感想・評価)
いい映画です
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宗教をテーマにした映画というより親を信じることを周囲に否定された少女の迷いを描いた映画だと思いました。
当たり前のように怪しい水を学校の机に置き授業を受ける主人公ちひろの姿に周囲が頭ごなしに否定できない宗教の厄介さが見て取れます。
目の前にどんな証拠を突きつけても怪しい宗教を信じ続ける両親にちひろは疑問を抱くものの自分の中で親を恥ずかしい存在にしたくないという葛藤に悩み苦しみます。そしてその姿は観ている我々をちひろだけでも何とか救えないかと居ても立っても居られない親戚家族の気持ちにさせます。この映画は予想できないラストを迎えますが終盤の宗教団体集会でのちひろの心の動きは一切説明されず観ている我々に考えさせる作りになっています。
私も見終わった後はしばらく呆然としてしまいました。
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丘の上のひじきさんのコメント
2020年10月11日
自分が言葉に出来ていなかった心の中を言い当ててくれたレビューです。
まさにそうですね。
ちひろの心の中を想像させる描写が多くて、実に色々考えさせられる映画でした。