「ラストは予想外の感動。親心と、料理人の心意気の素晴らしさ。」フード・ラック!食運 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストは予想外の感動。親心と、料理人の心意気の素晴らしさ。
【賛否両論チェック】
賛:料理人達の想いの数々や、「親思う心に勝る親心」に、思わず感動させられてしまう。そして焼肉がとても美味しそう(笑)。
否:どうしても同じようなシーンの繰り返しになってしまうので、惹かれないと退屈してしまうこと請け合い。
母からの“食の愛情”を一身に受けて育ちながらも、うだつが上がらずにいた主人公・良人。そんな彼が覆面調査をきっかけに、数々の料理人達の、そして自身の母の想いを知っていく姿は、観ていて思わずグッと来るものがあります。ただ当然のことながら、どうしても「お店で食べる」シーンが続いていくので、その辺りは好き嫌いが大きく分かれそうなところではあります。
ところが、ラストには想像していた以上に、まさかの感動が待っています(笑)。まさに「親思う心に勝る親心」だなって思いました。また、食べる人の笑顔のために、それぞれのアプローチ方法で努力を続ける料理人の皆様の素晴らしさには、思わず頭が下がるばかりです。
「大切なのは、『おいしくなあれ』という料理人の気持ちなんです。」
っていう言葉が、胸に染みました。
映画好きな方は勿論のこと、焼肉好きな方にも是非ご覧になっていただきたい、そんな作品といえそうです。
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