ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たちのレビュー・感想・評価
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ベタな御涙頂戴作だが涙腺崩壊待った無し
2021年劇場鑑賞11本目 秀作 67点
いやーー泣きました。
今年では、ヤクザと家族、すばらしき世界、茜色に焼かれる以来で、その涙の理由もそれらとは全然違くて、1番止まらなかったのは色々な思いを持ってきたテストジャンパー達が吹雪の中一人ずつジャンプするシーンの田中圭ら主要キャスト4人には涙が止まりませんでした。
特に山田くんはあの頃君を追いかけた以来でしたが、当時から演技派俳優の呼び声で、今作の難聴な役には登場シーンから心が揺れ、たくましく生きている様にほんとうに心を打たれました。
話題作でしたが、どこかベタでスルーでいいかなと思っていましたが、評価が高く足を運んでみましたがほんとうに観てよかったです。
是非。
カメ止め監督役の濱津隆之、一世一代の名演、か?
東京オリンピックで盛り上がっている最中に公開されているはずだったのに。
いまや、なんかオリンピックと聞いただけでテンション下がる昨今。運の悪い映画だと思うよ、いま「ヒノマルソウル」とか言われたってねえ。
でもねえ、いい映画だったよ、結構ぐっとくるツクリだし。それに「歳を取って、崖っ縁」って主人公には頑張って欲しいし。
しかしこの映画は何が見ものだって、原田の役をカメ止めの監督がやってるってことだ。いや、監督役の、濱津隆之ね。
これがもう、絶品なんだよ。最初は「うわ似てる!」てキワモノ的にみてたら、これが結構いい芝居を、いや、名演だぞ!と言ってよかろう。何故メインビジュアル6人に入っていないのか理解できないほど、もはや、この映画の主役と言っていい。
主人公の西方(田中圭)が、綺麗事を言わないところも好感。
この実話の持つ威力がそもそもすごい
長野オリンピックのスキージャンプ団体戦金メダル獲得の裏話は、何かのバラエティ番組で見たことがあった。再現ドラマつきで。それはもう感動の物語だった。
それが映画になると聞いて、あぁあの話かと思い、まぁだいたいわかるしなーと高を括っていたのも確かだ。だから上映回数が少なくなった今頃になってしまった。正直そこまで気乗りがしなかった。
でも映画だもの。ちゃんとしていた。リレハンメルのときの銀メダルの話といい、西方の家族といい、ケガが原因でジャンプに恐怖を覚える選手といい、聴覚障害の選手といい、女性ジャンパーの熱い思いといい、とにかくよくできた話だった。
西方がテストジャンパーになかなか気持ちが切り替わらないのがとてもリアル。そりゃそうだよな。そして葛西の態度も。彼が後にあぁなるなんて。
オリンピックめざしていた選手にとってテストジャンパーの役目は不本意でしかないはず。率先してできるはずがない。その思いがわかるからこそ、最後の感動につながっていくんだな。思わずというか、やっぱり泣いてしまった。そりゃ、そもそもこの実話の威力がすごいんだもの仕方ない。
それにしても聴覚障害者を見事に演じた山田裕貴がよかった。直後に公開を控えている「東京リベンジャーズ」でヤンキー役をやっているのが信じられないくらい。すごい俳優だ。
オリンピックのドラマ
オリンピックにはやはりドラマがつきものなんですね。
だからオリンピックは面白い!
今回のオリンピックにも数々のドラマが生まれるのかな?
でも
正直、心から楽しめ無いのが残念。恐怖のドラマにだけはならないで欲しい。
オリンピックとは、アスリートにとってこれほど大きい存在なのか
長野オリンピック、スキージャンプ団体戦の裏にあった深い葛藤と、アスリートのオリンピックという想いを描いた秀作だと思います。
今、コロナとオリンピックは二択のように扱われていますが、アスリートにとってオリンピックへの道はどれほどの犠牲と努力で築き上げた世界なのかを改めて考えるキッカケとなりました。
この映画を機に、西方さん、原田さんの想いが結実するまでの時間が、どれほどの長さであったのかと共に、オリンピックに掛けるアスリートの気持を大切にできる方法がないものか、スポーツの政治利用しか考えない、今の無能な政治家たちに見て欲しいです。
オリンピックの裏舞台
オリンピックは出場する選手が主役だけど、この映画みたいにさまざまな裏方さんや影で支える人がいて成り立ってるんだなって、初めて知りました。
こういう事、こういう事実があることをオリンピックの番組でもっと発信するべきと思いました。
この映画がきっかけて知ることができて良かった。
やっぱりオリンピックは感動的
長野オリンピックの裏でこんなに感動的な(ほとんど)実話があったなんて知りませんでした。
映画のストーリーとしては単調ではありましたが、実話を基に丁寧に作っているからこそなのだろうと思います。
コロナ禍の東京オリンピックもいざ始まれば、みんな夢中になってテレビを見るんだろうなと思った次第です。
慎護君の"金メダル"。
本当は去年の東京五輪開催時期に公開されるはずだった。
しかし、現在のコロナ禍で公開が幾度と延期され、漸く公開される運びに。
この作品の元ネタになっているエピソードを知っていただけに、どんな仕上がりになっているのか期待していたが、思っていた以上の出来栄えだった。
西方仁也氏の存在は知っていたが、それ以外で山田裕貴君演じた高橋選手や小坂菜緒ちゃん演じた小林(実際は葛西)選手らが実在していた事までは知らなかった。
特に女子ジャンパーとして参加していた小林選手が居なければ、もしかしたら現在の高梨沙羅選手の活躍は無かったかも知れない、と思えば実に感慨深い。
普通に感動出来た良作。最後の慎護君の金メダル"には本気でヤラれた。あれで涙腺が崩壊したし。(^^;)
もっと話題になって欲しい作品
あの時、原田選手が『皆んななんだよ〜』
と泣き崩れた意味。皆んなの示す先を知る事が
漸くできました。
スポーツの意義って、何だろう?
に応えてくれる作品だと思います。
オリンピックが近づいて来ている今であれ
季節感が合わないだろうが、是非観て欲しい。
久しぶりに良い時間を頂けました。
ジャンパーと言うより西方さんの物語
いかにも邦画っぽい作品ですが西方さんと周辺の人達の長野五輪への物語 本来オリンピックにあわせて公開して盛り上がる予定だったかもしれないのにトーンダウンしたような?
原田さんと言う人が実際にああ言った感じの方であんな感じのワンシーンを思い出した❗
4年に1度だからこそ
オリンピック前のこの時期だからこそ見るべき作品かなぁと思います。
当時私は中学生だったかと思いますが、いまだに長野のスキー団体の記憶は色濃く残っています。選手全員がフルネームで出てくるほどに。
選手が4年に一度の舞台に賭ける思いやプレッシャーは想像を絶するものかと思います。人一倍努力をして、この舞台にたつだけでも本当にすごいこと。東京オリンピック開催には賛否あるけれど、やはりどんな形でも開催して欲しいなと個人的には思います。
映画としてはそんな華やかな舞台の裏での素敵な実話。美談にしすぎない人間らしい感情も見せてくれていて、最後の子供からの金メダルにほろっと来ますね。いろいろ立場は違うし、思いも違うけど、やっぱり自分の頑張ることができるステージで悔いのないように頑張ることは美しいです。これまでの罵声の中で努力を続け、いろんな人の思いに背中を押された原田の2本目だったんだなと思います。
田中圭は安定に素敵でしたし、山田くんも難しい役を頑張ってましたね。小坂菜緒もかわいくて役にあっててよかった。オリンピック見たくなったなー
何度も観たくなる作品。
特番から感動的で楽しみにしていました。
半分は西方さんのテストジャンパーになるまでが描かれていました。
序盤から印象的だったのは土屋太鳳さんの『神妻』ぶりでした。
明るくて余裕があって、抜けている所もちゃんとありバランス絶妙な奥さんで、強い人(アスリート)には更に強く心のあったかい誰かが傍にいるのだなと感じました。
序盤西方さんが泣くところは夫婦の絆を感じました。幸枝さんの顔をみて西方さんの緊張の糸が切れた瞬間だったのかなと。
西方夫婦の支え合いがとても素敵でした。
選手の再現度もよかったです。
舟木さんのまゆげは当時自分も疑問に思っていたなと思い出したり。
山田裕貴さんの演技もチャーミングでお上手でした。
原田さん役の濱津さんもそのままで、濱ぬさんでなければできなかったのだなと感じました。
一瞬でしたが西方さんの幼少期は『エール』主人公幼少期役の石田星空くんでした。
終盤皆がジャンプする場面は泣きっぱなしでした。気迫も伝わってきたし、それぞれのドラマに泣きました。
主題歌もピッタリでエンドロールで写真と共に流れると、あたたかい気持ちになりました。
最初と終わりにメッセージがあり、丁寧さを感じたしテストジャンパーの皆さんに最大のリスペクトがある作品なのだなと感じました。
葛西さんの話は有名でしたがこんな出来事もあったのだなと改めてわかり、また当時も懐かしく思い出せました。
全て観ると試写会で西方さんはじめ当時の方々のメッセージにキャストさんが泣いていた意味がよく理解できました。それだけ色々なものが伝わってきて、人としての在り方まで考えさせられました。
裏方の人にスポットをあてるとても良い作品でしたし、西方さんも改めて消化、昇華できたのではと勝手ながら感じました。
◆◇◆◇以下余談です◇◆◇◆
鑑賞中どなたかのマナーモードが鳴り出しました。すぐ止まらずしばらく鳴っていました。
マナーモードだから大丈夫だろ、と思ったのかもしれませんが想像以上に聞こえますし響きます。
気をとられてしまうとその部分だけ見逃します。
私もけっこう重要なところを見逃してしまいました。
私自身も鈍感力をつけねばと痛感したのですが、最低限のマナーは守って欲しいと思った出来事でした。
25名+1名+2名+…
輝くオリンピックの表舞台を支える裏方達がいったい何人いるだろう。
田中圭演じる西方はじめテストジャンパー達+古田新太演じるコーチ+土屋太鳳演じる妻と息子+それぞれの周りの人達…
たくさんの人に支えられメダリストは生まれる。
1人では何も出来ない。人の支えがあってこそ。
タイトルのヒノマルソウルという言葉と副題がこの映画の全てを語っている。
実話ベースの説得力のあるストーリーと素晴らしいキャストたちがあの時代へと連れて行ってくれた。山田裕貴の演技も見どころのひとつ。
スキージャンプの世界に限らず、どんな世界にも表舞台を支える縁の下の力持ちが居るものだ。
素直なまっさらな気持ちでこの映画を観ると、涙を流さない人なんていないのでは無いだろうか。
今日から周りを見る目を変えてみよう。
自分が人を支えて人を輝かせる時もあるし、逆に人によって支えられ輝かせてもらう時もある。
周りの人を応援し、支えてもらった時は感謝しよう。
エンドロール後の映像は絶対にお見逃し無く!
地味かな
事実をどの程度脚色してあるのかはわからないけど、やっぱりちょっと地味だったかな。テストジャンパーの話より最後の原田選手のアンダーシャツとグローブのエピソードの方がグッと来た。
濱津さんが想像以上に原田選手だったw。
今回すごい美人が出てるなと思って後で調べて知ったけど、小坂菜緒さん良いですね。今後注目します。
泣けた
大体の話は予想できていた。
まぁ、噂通りに泣くことはないよな、と思いつつみた。
途中、何回も泣けた。
これは、映画云々以前に
過酷な原田選手の心理状態やら気遣いやら、
その上で周りにいた選手の悔しさ。
とにかく泣けた。
2021/6/21鑑賞
日本の侍たちの物語ですね。
武士道というか、自分のため以上のものに命を賭けて戦う姿は、裏方であろうと関係なくかっこいい。
また、特筆すべきは神仕組みとも言うべきだが、元メダリストがテストジャンパーに入ってたからこその最後の団結力、そして、次のジャンプへの発射台になったのではないかと思う。
もし、自分の人生で大きな挫折をしてしまった人や、目指してたものとは違う形の方向に人生が逸れていってやる気がなくなってしまっているような人がいればぜひご鑑賞いただきたい。
人生は何が功を奏するかは分からないことが分かると思う。
人生の再起の意欲が湧いてくる作品です。
長野オリンピックのジャンプ団体はリアルタイムで観ていたし、テストジ...
長野オリンピックのジャンプ団体はリアルタイムで観ていたし、テストジャンパーの逸話も知っていた。しかし、映画を観て号泣、嗚咽まで漏らした。妻に「大丈夫?」とまで言われた。ロッキーシリーズの「クリード」位泣いた。東京オリの是非はコメントしませんが、スポーツ実話映画として観ておくべき。ただ、ノーマルヒル個人で、原田選手は1本目は1位だったのに、2本目は失速でメダルを逃すという「失速」のトラウマだらけだったことは触れていてほしかった。
原田選手(カメ止めの主役)と葛西選手役の役者は本人にしか見えませんでした。秀逸だったのは聴覚障害のあるテストジャンパー・高橋竜二さん役の山田祐貴さん、素晴らしかったです。
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