劇場公開日 2021年6月18日

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「長野五輪《スキージャンプ団体金メダル》秘話。」ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5長野五輪《スキージャンプ団体金メダル》秘話。

2022年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興味深かったです。
テストジャンパー。
その存在は知ってましたが、ラージヒル1本目原田雅彦の失敗ジャンプの後で、
吹雪がさらに強まり、続行が危ぶまれる事態となった。
ここで競技終了となれば、日本は4位・・・メダルなしに終わります。
長野五輪は、リレハンメル五輪の雪辱を晴らす・・・どうしても日本は金メダルが
ほしかった。悲願でした。
(またしても原田雅彦の失敗ジャンプでか!?!)

ここで25人のテストジャンパーが、ある決断をします。
連盟も強化コーチもテストジャンパーも皆、悩んだ。
1メートル先も見えない強風(横なぐりの吹雪)
そこで飛ぶなんて自殺行為!!
(怪我すればその後の選手生命が絶たれることも・・・)
それでもテストジャンパーは飛ぶ決断をする。

これ以上は語りません。
結果を皆さん誰もがご存知(・・・とは、限りませんね)

主役の西方仁也(田中圭)
リレハンメル五輪団体ラージヒル銀メダリスト。
その彼が、直前の怪我で、惜しくも代表入りならず。
銀メダリストの彼が、テストジャンパーを甘んじて受け入れるまでの葛藤。
同級生の原田雅彦への複雑な胸の内。
(映画はまるで見てきたかのように赤裸々に描かれます。)
辛かったでしょう!
悔しかったでしょう!
乗り越える西方。偉かったです。
テストジャンパーを演じる(眞栄田郷敦、小坂菜緒、山田裕貴)すごく良かったです。
共感できる厚みのあるキャラでした。
西方の田中圭も土屋太鳳もみんな良かった。
原田雅彦(濱津隆之・・カメラを止めるな・・の)確かに似せてましたね。

それにしても、それにしても《原田雅彦》
強運なのか?悪運なのか?
オリンピックをこんなに興奮させ、盛り上げたアスリートが他にいるでしょうか!?
原田は来年2月の北京五輪総監督に就任。
(嵐を呼ぶ男・・・北京五輪もどんな展開が待ち受けるか?)

◆結果22022年北京オリンピックの男子ノーマルヒル金メダル。
男子ラージヒル銀メダル。
小林陵侑選手が成し遂げました。
(偉業の陰には、舞台裏の英雄たちが居るのを、決して忘れずに・・・)

琥珀糖
CBさんのコメント
2022年7月15日

原田選手の強運は尊敬に値しますよね。十年に一人くらい、こういう劇的な(映画みたいな)競技人生を送る人がいて、というか劇的なことが起きるので、スポーツ観戦もやめられません!

CB