「一番きれいな景色見た人がもらえるんだぞ」ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
一番きれいな景色見た人がもらえるんだぞ
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映画「ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち」(飯塚健監督)から。
どこまで実話を再現したのかわからないが、
久しぶりに、涙腺が緩んだ作品となった。
夏季だろうが、冬季だろうが、オリンピック出場だけで、
それは凄いことなんだ、と思っていた私は、
「お前がいなきゃ銀メダルも獲れなかった」と
失速した原田選手に、声を掛けた同僚の名台詞を思い出したが、
やはり本音は「結局、銀じゃダメなんだよ」
「金じゃなきゃだめなんだよ、オリンピックって場所はさ」。
この気持ちは、アスリートでなければわからないことだから、
コメントは控えたい。
ただそんなに価値がある「金メダルの意味は?」を考えていたら、
主人公の西方仁也が、3歳の自分の子供にこう言う。
「金メダルは一番遠くまで飛んだ人がもらえるんだ、
一番きれいな景色見た人がもらえるんだぞ」と。
この定義っていいなぁ・・ってメモをした。
オリンピックの金メダルの意味って、
誰よりも、長く、高く、遠く、強く、そして美しく演技できた時、
その人しか見えない景色があるんだな、と思えた。
これは、どの競技でも言えるのかもしれない。
そして、その景色を見たいから「金メダル」を目指すんだな。
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