「7~8割がた事実じゃない?」ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち Lucky!さんの映画レビュー(感想・評価)
7~8割がた事実じゃない?
遠い昔のことなので正確かどうかはわからないけど、西方仁也が「落ちろ、落ちろ、という気持ちで見ていた」と、テレビ番組のインタビューで答えていたのを見た記憶がある。実際、映画の中でも西方役の田中圭に「落ちろ…」というセリフがあるので、記憶違いではなさそうですね。
ただ、その時の記憶では原田個人に対して思ったのではなく、ジャンプ陣すべてに向けられた嫉妬心や西方自身の団体銀という記録を超えられたくないという気持ちからだったと記憶しているが、果たして実際はどうだったかな?
いずれにしても、他のスポーツ選手だったら思っても口にしないような話を、西方が正直に話す姿に驚き、潔さを感じた、そんなふうに記憶しています。
一応ネットで調べてみたけど、残念ながら「落ちろ…」の部分に関しての真相は、西方本人が、映画公開前の原田との対談で「そんなに飛ばないでと思った」と、ややお茶を濁した感じで答えているだけで、実際のところは明らかにはなりませんでした。
ただ、それ以外の事実関係はNHKの「絆(きずな)でつかんだ栄冠 ~長野五輪 ジャンプ団体~」という10年以上前に放映された番組で確認することができました。
それを見ると、今回の映画は聴力障害者や女性のテストジャンパーの存在や細かなエピソードに至るまで、かなり実話に近ことがわかります。ぜひネット検索して、映画と併せて見てみてください。
映画の感想としては、話はいいんだけどな~、ほぼ実話なのにリアリティーに欠けるというか・・・、脚本、キャスティング、いろんな面でいまいち足らなかった~。
K点超えずという感じです。そんななか、山田裕貴くんはよかったですね。
あ、Luckyさんのレビュー拝見して、NHKの絆、観ましたよ〜!
高橋竜二さんの話し方、よく再現されていたのだな、と、改めて思いました〜。
番組ご紹介ありがとうございます^ ^
わぁ〜い♪
Lucky!さん、ありがとうです♪
私も自分で書いておきながら、原田の台詞読むと泣けちゃうw
映画は、結局、取材対象が「偉いさん中心」になりがちなのかな?って思いました。
原田や西方クラスへの取材は結構あるんだけど、テストジャンパーさん達の情報は、せいぜい現在ジャンプを続けていてコーチとかやってる選手のばかりで。
古い役員などが、後輩の若者達を見下す、体育会の悪しき縦社会システムが、こんな素晴らしい話を埋もれさせてしまっていたんじゃないか?と感じましたね。