「恥ずかしからず勇気を持って」どうにかなる日々 KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
恥ずかしからず勇気を持って
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1章は女性同士の恋愛、2章は男性同士の恋愛、そして3章と4章は従兄弟への愛と中学生の恋愛といろんな形の恋愛話をショートストーリーとして描かれてまとめられた作品である。
どの恋愛も決して間違った恋愛ではなく立派な恋愛なのだがどこか見ていて恥ずかしさを覚える。それはおそらく稀少な恋愛だからであろう。稀少が故に本人達も恥じらいがありそのモジモジした姿にこちらも見ていて恥ずかしさを覚えてしまう。
前作のフラグタイムもそうだがこういった稀少な恋愛を普通に描いてくれるこの監督の作品は非常に魅力に感じる。
もちろん僕はこういった経験はない。人は経験がないものへの理解は、頭では理解しようとしても真なる理解に繋げるには時には難しさもある。だからこそこういう作品はとても貴重に感じる。
こういう稀少な恋愛も数年後には当たり前となってるいるのかも知れない。いやなってる社会にしなくてはいけないのだろう。
恋愛面だけではなく恥ずかしさというのは時には間違った社会のモラルから生まれる感情でもある。
間違いではない事で恥ずかしさが故に判断を誤り正しい選択を失ってしまうのは非常にもったいない事である。
恥ずかしがらず勇気を持って自分を信じる事も時には大切である事をこの作品を見ていると強く感じさせてくれる。
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