「生きなきゃ。」ジョン・F・ドノヴァンの死と生 クリストファーさんの映画レビュー(感想・評価)
生きなきゃ。
人生は辛くて悲しくて、美しい。
生きてみる価値はある。
そう思えた。
若い頃に観ていたら、きっとどっぷりはまってたんだろうけど、今は図太く生きてる身なので、それでも生きなきゃ、と思える。
貧困や人種差別に比べたら、性的マイノリティであることや、多くの人の目に晒される立場であることが、贅沢な悩み、みたいなセリフがあったが、ちょっとそれは心痛い。
当事者にとっては、生き死にをかけた戦いだからだ。
グザヴィエ・ドランの作品は、時に音楽がうるさく感じたりするんだけど、エンドロールの「Bitter Sweet Symphony」は良かった。
なんやかんやと、いつも希望を感じさせるエンディング。
きっと彼はまだ世界に絶望していない。
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