劇場公開日 2020年3月13日

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「天才子役の名演技は心に残った」ジョン・F・ドノヴァンの死と生 カメさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0天才子役の名演技は心に残った

2020年3月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

個人評価:3.0
たんたんと続く会話劇で全編を構成している為、登場人物たちの人間関係を整理するのが大変で、頭にすんなり入ってこない。抽象的な台詞が多く、物語に入り込めないのは、読解力の無いせいなのか、監督の独りよがりのテーマのせいか。
スターの葛藤と母親との関係を、11歳の俳優になりたい男の子とその母とを対比させ、マイノリティと母親との関係を掘り下げる。よくあるテーマで、特に共感できる部分や、秀逸な演出は感じなかった。
ただ予告編にも使われている幼少期のルパートがTVドラマに熱中して大騒ぎするシーンは、さすがの天才子役、ナタリー・ポートマンもたじたじな名演技だ。

カメ