「超能力系家族愛の物語」FREAKS フリークス 能力者たち たわしそふとさんの映画レビュー(感想・評価)
超能力系家族愛の物語
ヒューマンドラマペーストのSF、とあるサイキック家族の絆がテーマ。
以下、すごいネタバレなのでご注意ください。
超能力の家系に生まれたばかりに、普通の人間からの差別迫害を逃れるために過保護(?)なパパから隠れ家に幽閉されて育てられてきた少女(7歳)が、もうどうにもアイスクリーム(チョコのダブル)が食べたくなっちゃってプチ反抗外出を強行。
え? まるでIT(それが見えたら終わり!)みたいな展開か?(シャボン玉も浮かんでるよ)と思ったら、実はなんと少女の祖父だった(おお、そう来るか!)移動アイスクリーム屋さん。 物語では説明されていないが、このじいちゃんは孫が7歳になればアイスクリーム食べたさにいつかやってくる、という予知能力も持っていたため、ずっと隠れ家の前で駐車商売してたにちがいない。(たぶんね)
とまあ、そんなきっかけで、死んだと聞かされてた母親(サイキック=フリークのテロリストとして捕まった)が実はまだ生きているということを、自分自身の超能力で偶然に知っちゃった少女が、父と祖父の超能力の助けも借りて救出しにいくという流れ。
過保護な父親は、近所の夫婦を金で買収して少女を養子にしてもらおうと計画するが、フリークであることがバレて失敗、通報されて隠れ家もミサイル攻撃(さすがアメリカ)されちゃう中での母親救出作戦がハラハラ演出です。
結局じいちゃんもパパも犠牲になって死んじゃうんだけど、娘に会いたくてすごく頑張ったじいちゃんのことは、助かったママが全然気づかない(パパにはチラ見あり)のがすごく哀れ(だってじいちゃんと同世代だもん)でした。
てなわけで、突っ込みどころは結構あるけど、とにかく主人公がすごい美少女(将来が超楽しみ!)だったし、全体的にはなかなか面白かったので、自分の中では高得点でした。
蛇足で、サイキックパワーだけど、少女が最強にみえて実は時間を停められちゃうパパのほうがすごいんじゃないか?との感想。 これも説明ないけど、隠れ家にある大量の札束は、パパが時間止めて銀行からパクッてきたんだよね!?
じいちゃんとママの能力は…わかるようでよくわかんないなぁ。