「兵器に利用させたくない!」FREAKS フリークス 能力者たち kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
兵器に利用させたくない!
家に閉じ込められていた少女・・・そう、外出は自粛してくださいね。と、今のコロナ禍をまた思い出してしまい、子どもに無理やりの引きこもりは酷だなぁと感じてしまいます。いや、何の物語だっけ?と時間を忘れてしまいそう・・・あ、時間を止められていたのか!
超能力者や新人類が特別扱いされて兵器利用に回されるなんてSFストーリーは山ほどあるのですが、この物語の進め方がちょっと斬新。どことなくX-MENのような設定ではありましたけど、各々の能力がどんなものかわからなくしているユニークな前半が特にいい。
アブノーマルとか、フリークとかの言葉もそのまま差別用語なんでしょうけど、隠れるしかない彼ら。娘のクロエが7歳という幼さから、自分の能力もわからず、幽霊とか向かいに住んでる少女が家にいるように見えるのです。アイスクリーム売りの老人に連れられて公園に行ったときに始めて能力を使い、この物語が生き生きとしてくるのですが、命令語を発し続けると相手がそのまま受け入れる様子・・・たったこれだけ?などと思っていたら、後半には能力が覚醒しちゃいます。
へー、そうだったのか。と納得するしかない。警察組織には怒りも感じるし、すっきりすることは間違いなし。山がよくわからんかったけど、ドラえもんに出てくる裏山みたいなものか?続編希望。
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