「スパイ映画としたらど派手、アベンジャーズの一本としたら地味」ブラック・ウィドウ ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイ映画としたらど派手、アベンジャーズの一本としたら地味
アベンジャーズシリーズのすごいところは主人公の強さが均一化されておらず、強い奴は滅茶苦茶強いし、それなりの人はそれなり、というところです。全員集合すると、それでもみんながそれぞれの持ち味を活かして活躍するのですが、自分の世界に帰って主役をはるとそのキャラの強さに合わせてスケールが決まってしまいます。
今回初、そして恐らく最後のブラックウィドウ単独映画で、最近では当たり前になっていた他作品のキャラクターが出ることは一切なく(会話とか写真では出てきますが)普通の人間の中では最強に近い身体能力を持つ彼女の活躍が存分に観られる作品となっておりました。
まあキャプテン・マーベルがいたら大体全部簡単に解決してしまうと言えば身も蓋もない中、これから2ヶ月単位で公開されるど派手なフェイズ4の幕開けとしては良かったのではないでしょうか。
ただ、ラストがこれからの映画に続くなら嬉しいラストでしたが、ディズニープラスの配信ドラマに続くならルール違反だと思うので、是非今後の展開に期待したいです。
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