「映画館への帰還。」ミッドウェイ ボンドさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館への帰還。
緊急事態宣言解除後、私が長らくの自粛期間を経て映画館に帰還し最初に観た一本。
NetflixやAmazon primeなどサブスクを駆使し
自粛期間を過ごしてきたが、やはり臨場感や
映画館ならではの迫力を感じるには乏しい点があった。そういった心に空いた穴を埋めてくれるキッカケになったのがこの映画。
いや〜映画ってこういうこと!!
音ドーーーーーン CGバーーーーーン
大画面ドカーーーーン
ただいま映画館!!!!!我が家よ!!!!!
第二次世界大戦のターニングポイントとなったミッドウェイ海戦を舞台に描かれた戦争ドラマ。
主人公のエドスクレインがこらまたセクシー。
こりゃあアメリカ海軍が強い訳ですわあ。
日本軍のキャストとして浅野忠信、國村隼、豊川悦司という豪華俳優陣が脇を固めた。
戦争を知らない私たち若い世代こそ、戦闘を疑似体験し戦争について考えを深めるために観て損はない。
83点/100
ミッドウェイ開戦時のアメリカの海軍力は日本に比べてそれほど強いというわけでは有りませんでしたが、山本が愚将(おそらく工作員)であったため、空母に戦艦を同伴させず、後方の離れた所を航行させるという動きを採っていたことが最大の敗因だと言われています。
そもそも日本の軍全体として東の海にうってでるなどということは愚策とされるのが常識だったのですが、このプロパガンダ映画にもある通り、ドゥーリトル空襲を口実にして山本が辞職をちらつかせてまでゴリ押ししたのが東進であり、東の海を攻略して西海岸を攻めるなどという事自体が戦略上ありえないとされていました。
そしてさらにそもそも論を言えば、米に参戦口実を与えないように苦慮してきたところに、いきなり山本が真珠湾攻撃をゴリ押し、海軍司令部が認めたためまんまと米に参政口実を与えることになりました。
日本は戦力や現場の兵士の練度で負けたのではなく、上層部の裏切りによって負けたということです。