劇場公開日 2020年9月11日

  • 予告編を見る

「アメリカ目線のミッドウェイ海戦」ミッドウェイ マコゾンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アメリカ目線のミッドウェイ海戦

2020年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

コロナ自粛後の自分にとっては初となる映画館での鑑賞。
 観に行った劇場も新しく出来た所だったので設備面での興味が倍増。 そんな第一弾として本作を鑑賞した。
 真珠湾攻撃から始まる大東亜戦争の日米双方のターニングポイントとなったこの戦いに至るまでをアメリカ中心に書いてます。
 とはいえ、この手の映画にありがちな残酷な日本人と真直ぐ正義のアメリカ人という対立図では描いておらず、両社とも知力の限りを尽くした戦いだったというある意味清々しい映画でした。

 とは言え気になる点が幾つか有ります。
まず、多くの人が書いているように日本軍将兵の発音が明らかに片言日本語に成っている事。
 この映画の中では南雲中将が無能な将軍として描かれていて、山本元帥が立派な人間とされている事。
 アメリカ側も将兵を白人キャストが占めていた事。
日本の捕虜に成ったアメリカ兵の扱いが乱暴すぎること。
 エンディングクレジットを見ると明らかに中国マネーで製作されているのだと分かるのですが、アメリカのエンタメ界も中国とズブズブなのでしょうね。

 個人的に目から鱗なのがアメリカの戦闘機が基本複座製で後ろにも機銃が有った事です。
これは戦闘機を作る時の設計思想からしてパイロットの生還を前提としているかいないかの違いなのでしょう。
 それとこの映画で主人公は俺様最強的な人物では無く家族が有り、周りに弱い所を見せられる人物でこの映画においては感情移入出来ました。

マコト