「日本人側からのミッドウェイも見てみたい」ミッドウェイ sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
日本人側からのミッドウェイも見てみたい
本作品、1976年制作公開された「ミッドウェイ」のリメイクではなく、完全となる新しく作られた作品。
ここ最近、作られるこの手の戦争映画がある意味、平等と言うか、作り手の国だけの背景の映画作りではなくなってきている事で本作品も大変に楽しみにしていました。
本作品、賛否両論あると思いますが、まずは、映画としての内容は大変に素晴らしい作品だと私は思います。
テンポも良く無駄も無く、アッという間に終わっていったかな・・・・
本作品、真珠湾攻撃からミッドウェイ戦闘までが描かれていますが、本作品の中でも、山本五十六の事が描かれていますが、「硫黄島からの手紙」でも描かれていましたが、栗林 忠道さんも同じように、軍人としてアメリカでの留学の経験が語れていて、日本人として複雑な思いでアメリカとの対戦が描かれていましたが、本来、日本人もアメリカ人にとっても、起きては欲しくない戦争であり、するべきではなかった戦争だったのかもしれませんね。
本作品、勿論アメリカ側が作った作品なので、やはりアメリカ寄りの表現もありますが、クリントイーストウッド監督が撮り上げた「硫黄島」の作品のように、日本人側から見た「ミッドウェイ」や「真珠湾攻撃」の作品を見てみたい気がします。
2001年に作られたマイケル・ベイの「パール・ハーバー」のような戦争映画なんだけど、主人公との恋愛的なエンターテイメント的な要素が無かっただけ「ミッドウェイ」は、しっかり戦争映画として受け入れられたかな・・・
私的には、大変に素晴らしい映画だと思います。
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