「「うぉりゃぁぁぁぁぁーーーー」系はあまり好きでない」ミッドウェイ ググれパトラッシュさんの映画レビュー(感想・評価)
「うぉりゃぁぁぁぁぁーーーー」系はあまり好きでない
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戦闘シーンが、味付け濃すぎて胸焼けする。
急降下爆撃機が空母に突っ込んでいくシーンは、映っているのが白人かV6岡田君かの違いだけで、これは特攻シーンですか?みたいな。
「うぉりゃぁぁぁぁぁーーーー」系より、淡々と描かれているほうが好み。
爆撃シーンや空母が沈没するシーンは感傷的要素が排除され、冷酷なほうがいい。『アルキメデスの対戦』の大和が撃沈されるシーンのように。
空中戦だと『ダンケルク』のドッグファイトが好きなので、一瞬、ミッドウェイをクリストファー・ノーランが撮ったらどうなるだろうかという考えを頭をよぎったけど、それは絶対に無理だとわかる妄想。
少なくとも20機くらい本物の戦闘機が必要だろうし、本当に対空砲火の嵐を再現しないといけないし。
なぜか自分には、飛行機が(大型爆撃機の方がよりよい)が火を噴いて堕ちていく画が見たいというおかしな嗜好があるので、日本の空母から、急降下でつっこんでくる何機もの爆撃機を見上げる画はよかった。
歴史的には、1942年の段階ではアメリカが「緒戦で日本に負けて太平洋の制海権を取られたら西海岸が攻撃されることになるかもしれない。負ける可能性もある」と憂慮していたことがよく伝わってきて、「戦力の乏しい日本をフルボッコ」みたいな描かれて方はまったくなかったのはよかった。
ここら辺は歴史学者の加藤陽子先生の解説付きで観たい。
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