「出演者全員が良い仕事をしている 見応えあり!」ファーストラヴ かずぴろぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
出演者全員が良い仕事をしている 見応えあり!
人間を形成するのは家庭、家族なのだとつくづく考えさせられた。
芳根ちゃんが好きなので、観に行ったが個人の役者というより作品全体の奥深さと映像・アングルの素晴らしさに感心させられた。
主たる登場人物、真壁由紀(北川景子)、庵野迦葉(中村倫也)、聖山環菜(芳根京子)どれも演技が光り、それぞれの役割を十分に果たしている。
特に、芳根ちゃんの狂乱するほどの熱演には心が潰されそうになった。
リストカットの数を見ながら、よくここまで頑張ったね!とそっと声をかけた。
二人の母親、真壁早苗(高岡早紀)、聖山昭菜(木村佳乃)が登場するが、タイプの異なる毒母であり、やるせなさこの上なかった。
ネグレクト、無関心、DVいろいろあるけど、関わる親は皆こんな感じなのだろう。
終盤へとそれぞれが自分の心のしこりをとっていくのだが、最後の判決を聞きやるせなさを感じた。
変わり映えしないような毎日や家族でも、それがいかに大事がわかると思う。
9割方席が埋まっていて、途中啜り泣きも聞こえた・・・。
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