「“伝えたい事”と“作りたいモノ”が釣り合ってない」サイレント・トーキョー だいさんの映画レビュー(感想・評価)
“伝えたい事”と“作りたいモノ”が釣り合ってない
中村倫也に釣られて視聴
若干後悔
原作未読なのでなんとも言えないが、話しにまとまり無さすぎ
一つの事件に対して、それぞれの角度から登場人物たちが巻き込まれて、最終的に解決に奔走する…と言うストーリーを描きたかったのだろうが、圧倒的描写不足
登場して数分で事件に巻き込まれるため、対して思い入れがないまま退場する人々
ぶつ切りで場面転換し、代わる代わる出てくる主要キャラ
いや、下手すぎん?
被害者が舞台装置すぎて、誰がどこで吹っ飛ぼうがなんの感情もわかない
更に、事件の発端となる出来事、犯人の動機、どれもこれも説得力に欠ける
これほどの規模の事件を起こしているにも関わらず
場面の継ぎ目継ぎ目に意味ありげな文章を貼り付けているにも関わらず
しつこいぐらいに“戦争”と言う意味ありげなワードを多用していたにも関わらず
なーんにも同情できない
つーかこじつけにも程がある
要は「世界は戦争してるのに、日本人は平和ボケして痛みを忘れてるから、爆破で目を覚ます」ってことでしょ?
いや、やってることはただのテロな訳で
あまりに“描写”“説得力”“知能”不足な映画だった
つーかミステリーを謳うなら、もう少し捻った犯人探しさせてくれよ
何を楽しめばいいかわからない作品だった
星半分の理由は、中村倫也が出ていたから
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