「西島秀俊が…」サイレント・トーキョー あげののばいくさんの映画レビュー(感想・評価)
西島秀俊が…
配役やセットはとても素晴らしいけれど、ストーリーに厚みがない。相棒を相当薄めた感じです。視聴後は、物足りなさと分からなかった部分の多さに気持ち悪く感じた。巻き戻しなどしてようやく分かる部分が多かった。
・まず初っ端から石田ゆり子の怪しさMAX
真犯人だと分かった時の衝撃はない。
・誰の回想シーンなのか、その回想の中身すら分かりづらい。
・元アイドルやYouTuberを起用して若者ってこんな馬鹿な感じだよね?っていう押し付けの強さを感じた。実際そういった一定層の人はいるので、仕方なし。現実世界で爆破予告があれば、現場に行く浅はかな思考回路の若者は少なからずいると思う。そこのメッセージは受け止めるべきだと思う。その点で、視聴者はこの問題提起に対して真摯に受け止めるべきだと思う。
・中村倫也の回想、セリフで佐藤浩市とのラインがあるように見えた。実はこの二人親子なのでは?
例)レストラン包囲直後の会話
中村倫也「もうやめてくれえ!」
佐藤浩市 中村倫也の顔を見て意味深な表情を見せてから「お前だれだ」
このシーンで親子説と考えたのは俺だけ?
そうでないならこのやり取りいります?自動車のシーンでもそれっぽい描写があったので。結局謎は解けず
・石田ゆり子は、犯行声明を撮影する部屋を準備したり爆弾制作などテロ計画を警察に悟られないよう進める必要がある。にも関わらず、終盤で腕に付けてた爆弾もどきをちゃっかり外して、お洒落な腕時計しちゃって、どうしちゃったの?完璧にやろうよ。最後までやろうよ意思よわあ
・最初の東京タワー爆発シーンはなに?
・佐藤浩市は恐らく、自身の作ったプランの各所で爆破があったから石田ゆり子を怪しく思っていて独自に追いかけていた。戦争で気をおかしくして亡くなった先輩とその奥さんを憐れんで、自分が犯人役を名乗る事で全て背負おうとした。それはまだ分かる。レインボーブリッジ行く?まぁ爆弾持ってるし危ないから言う事聞こか…
数秒後
車のシーン。ゆりこと浩一が後ろシートに並び会話。警察官が運転しているのだろうか。
レインボーブリッジ上にて
二人の乗る車の不審な動き。転落。
どうしたの!?まぁ起こりうるけどな笑笑
運転手どうしたの?死んだの?可愛そ笑
この映画で1番目に理不尽な目にあった人で間違いなし
そして転落もしいひんやろ笑
・西島秀俊は運の良いイケメンだっただけ。聞き込みエリアが当たってた。生還した。それだけ。もっとハードな目に合うか、完璧に回避するかのどっちかにして欲しかった。対して何もしてない。けれど相変わらず目の保養だったので何もパ・マル
総評
ツッコミどころや伏線の分かりずらさで一度の鑑賞では理解し難い内容だった。なんかすっきりしないオチ。何も考えずに見れば面白いと感じられるかも。