「最高に気持ち良い。」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド エクステンデッド・カット 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
最高に気持ち良い。
タランティーノ作品を観る時は覚悟がいる。
皆が評価してる作品が、自分には全く分からなかった時
自分にはセンスがないんだ…と酷く落ち込む。
10代の頃「パルプフィクション」を観て、
新しいヤバい物を見た!と刺激を受けたから尚更だ。
「ヘイトフル8」がまさにそれだった。
除け者にされた気すらして、
もうタランティーノ作品は見れないと思ってたら、
ところがどっこい、しょっぱなからノレた。
ブラピとディカプリオが同じ画面にと言う絵力と、
二人のキャラにどんどん引っ張られました。
2時間だったら大傑作!と思えたけど3時間弱はやはり
観る前に構えてしまう。
それでも、物語は
ディカプリオの落ち目から脱却したい人前では横柄で
実は繊細な俳優と、
堂々と何事にも動じないスタントマン、
シャロンテート事件の3つを軸に進むので飽きてダレる事は
なかった。
最初はどこに向かうのかな?と思ってたけど、
「イングロリアスバスターズ」の事があるので、
予想は出来た着地点だけど、
その決着の付け方は、
壮大な振りと激しさで鳥肌が立ちました。
久しぶりにラリったブラピも観れて良かった。
タランティーノがそのつもりでこれを撮ったかは
分からないけど、
運命はどこでどう好転するか分からないから
あきらめるな!と言われたようで
泣ける。
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