「垢にまみれる」無垢なる証人 リブレさんの映画レビュー(感想・評価)
垢にまみれる
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本作は、元人権派の弁護士スノがお金のために自分の正義を捨て、お金持ち相手の弁護士事務所に所属し垢にまみれていきます。
しかし、担当した事件の目撃者である自閉症のジウと知り合い、まさに「垢にまみれる」とは対照的な無垢なジウに「おじさんはいい人ですか?」と問われ正義側に立つことを決意します。
そして裁判では、良心に立ち返りジウの証言により弁護する側である容疑者の犯罪を暴くというストーリー。
個人的には、途中まで面白く観てましたが、ラストの弁護士が弁護人を擁護しないというのが、荒唐無稽に思えて最終的に乗れませんでした。
また、ジウの友達のシネが傘を置いていくシーンのあとに出てこないのが可哀想だと思いました。ジウを傷つけるという点で主人公と同じであるはずなのに、最後に仲直りするシーンとかないと救われないなーと思いました。
でも、自閉症を演じたキム・ヒャンギの演技は素晴らしいし、ストーリーも世の中(権力者)の不正に対し正義を貫けるかという『トガニ』にも通じる韓国映画っぽいテーマで楽しめました。
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