「意味がわからない、でも目が離せない」ライトハウス chachaoさんの映画レビュー(感想・評価)
意味がわからない、でも目が離せない
見終わった直後の感想は「本当にわけがわからない映画」でした。
分かる人にはきっとわかるやつです。
ただ、こんなにわけがわからないのに、あっという間に終わりました。そしてとんでもないものを観たという気分になりした。
映像が「映像」というより、ポスター等の絵に近く、セリフの言い回しもどこか古典の舞台のよう。それらが良い感じに野蛮さや汚さを中和し、さらに人魚や海の神といった伝説のイメージが加わって夢の中のような、御伽噺でも聞いているような不思議な感覚におちいります。
不快と感じるギリギリをせめていてそこがまた絶妙な気がしました。
例えるなら「すごい変わった味なのにクセになるグルメ」でした。
何を表現していたかについては、解説読みたいです。他監督の経歴、過去作、考え方等を知れば何かわかるのかもしれません。そういうのもまた世界が広がって楽しいはず。そして調べた上で再び観ればまた楽しい。
観る人によって色々な視点や感じ方を観た人でわいわい話せばそれも楽しいかもしれません。
主演お二人の芝居もすごいです。
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