「かなり人を選ぶ怪作」ライトハウス ナッコーさんの映画レビュー(感想・評価)
かなり人を選ぶ怪作
毎回想像の斜め上に尖っているA24作品
孤島の灯台守を勤める二人の男が徐々に不穏な影を纏い始め、落ちていく様を見せつけられる
全編モノクロ映像とともに不安感を煽る効果音、現実と幻想の境目が曖昧になっていく中で次第に疑心暗鬼が影を強めていく…
二人の名優の狂気に満ちた素晴らしい演技のぶつかり合いが観客の目を引き付け続ける
けして後味の良い映画でも無ければ感動する作品でもない、只々「我々は一体何を見せられているのだろうか」と不安な気持ちにさせられる
実際の事件を元に作られた今作だが同じ事件を元にした作品に『バニシング』があるが作品の雰囲気は全く違いますので…
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